テーマ〖鳥のように〗
鳥のように鮮やかになりたい。
鳥のようにどこかに飛び立ちたい。
テーマ〖終わりにしよう〗
限界だった。
傍には誰ひとりもいない。孤独。
傍に来てもいつの間にか居なくなる。消えていく。
将来無望。希望なんてない。
何もやる気が起きない。気力が湧かない。
意欲がない。楽しみが無い。
いつもあるのは焦燥と希死念慮。
夜が明けるのが不安だ。明日が来るのが不安だ。
明日は[普通]になれるかな。せめて[人並み]に。
普通にすらなれないなんて、俺は最低だ。
他人にあんな言葉かけられなくたって、こんな俺、自分も終わりにしたい。ああ、最初からそうすれば良かった。
じゃあ、終わりにしよう。
これにて俺の演劇(生涯)はお終いに。
そう呟いた君は……
テーマ〖1年後〗
(1年後の僕へ。今、何をしていますか)
自らに希望を抱くことの出来ない僕は尋ねる。
だが、1年後から返答は返って来ることはない。
月日が経つ度、その1年後の日付に近づいていく。
怖さと期待が交わって。やっぱり怖さがちょっぴり多いけれど。そして、現実を知り得る程に不安なったり。
淡い期待もちょっぴり湧き上がっていく。
自分は1年後、夢に近づけたかな。
地球は今よりも平和で楽しくなってるかな。
テーマ〖夢が醒める前に〗
夢が醒める瞬間は一瞬だった。
[夢が醒める前]なんてなかった。
テーマ〖胸が高鳴る〗
いつからだろう。
あんなに心が踊ったはずのメッセージに、通話に…
虚無感しか得られなくなったのは。
所詮夢物語だったのでしょうか。
貴方の言葉には操る為の嘘が隠されていたのだろう。。
その言葉で胸を高鳴らせていた俺が馬鹿だったのか。
ここには恋なんて愛なんてなかったのか。
ここには偽りのみ存在していたのか。
いつか貴方がおままごとに飽きた時、俺は人形の如く容易に廃棄されるのだろうか。
あの時の貴方は亡くなってしまった。
あんなに大好きだった。愛していた。話すだけで胸が高鳴った貴方はもうこの世には居ないようだった。
今の貴方は…誰…?
存在するのに、存在しない。
本当に摩訶不思議な感覚でした。
貴方と何をしていても、胸は高鳴ることは無くなった。
あの頃貴方自らがした約束を忘れ。俺の存在を忘れ。
まだ未だに鳴らぬ貴方とのLINE。そっと眺め捨てた。
何故、俺は今まで貴方のことを愛していたのでしょうか。
貴方と出会わなければ。
俺はそっと貴方への後悔を口にした。