十六夜

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11/4/2024, 4:25:25 PM

【哀愁を誘う】
ここに越した時はまだ田んぼだらけだったのに、気づいたら田んぼはなくなり、代わりに家が沢山増えた。
家が増えたことは嫌ではないが、もう幼い時に見た風景はもう見ることができないのだと思うとなんとも言えない気持ちになる。
夜になると、昔はもっと近くで聞こえてた蛙の合唱が遠くの方から聞こえてきて哀愁を誘う。

10/12/2024, 3:38:04 PM

【放課後】
即帰宅する人もいれば、掃除当番で掃除している人人がいて、ただ友人たちと話したいがために残っている人もいる。
そんな中、私はカーテンの中に隠れ、窓から外の景色や匂い、音を嗜む。
カーテンの中はまるで隠れ家のように、自由に満ち、人間関係に疲れ果てた自分を癒してしてくれる。
誰も私のことなど気にもとめない。

けれど、笑顔が素敵なあなたは何故かいつも私を見つけてくれるよね。

10/3/2024, 3:38:23 PM

【巡り会えたら】

空想の中でしか会えないあなたに会いたい。

8/31/2024, 4:15:42 PM

【不完全な僕】
人は不完全だからいい。
完璧な人になると他人から妬まれたり、つまらない人間だと思われて孤立してしまう。
不完全だから人生が楽しいんだよ。

今まで生きてきて、そういう言葉をよく聞く。
しかし、どんなに、そのことが分かっていても完璧を追い求めてしまう。
なぜ自分は完璧にできないんだろ…?
なぜあの人にはできて自分にはできないの…?
そんな気持ちが自分を襲う。

リンネは「ホモ=サピエンス」、ベルクソンは「ホモ=ファーベル」だと人間を定義づけようとした。
もし今、自分が人間を定義づけるのならば、「人間は完璧を追い求める生き物である」と言うだろう。