10/20/2023, 11:46:20 AM
勝手なこと…言うなよ
俺から離れるなんて
そんなこと言うなよ
まるで捨て猫みたいに
雨の中で独り佇むお前を
抱きしめて離さなかったのは
俺の身勝手だったのか
始まりはいつも想いが溢れ過ぎて
何もかもを見失うような気がした
それでも…お前だけは
離したくない
離したく…ないんだ
10/19/2023, 10:42:56 AM
初めから…そう 出逢った時から
間違っていると知っていたんだ
間違っていたとしても
ダメだとわかっていても
貴女が欲しくてたまらなかった
サヨナラと手を振る貴女の手首を掴んで
細い指先をゆっくりと口に含む
指先から伝わる貴女は
か弱くて 優しくて 罪深い
そして…驚くほどに冷たかった
初めから…そう出逢った時から
すれ違いの僕達だから
交わることなんて
きっと…許されない
10/17/2023, 10:49:11 AM
ねぇ…知っているの?
僕はもう充分過ぎるほど
大人になってしまったんだ
あの時とは違う 違うはずなのに…
それでも僕はどうしたって
貴女しか愛することが出来なかった
何年も…何年経っても
貴女しか心に住まわせることができない
忘れたくても 忘れられない
いいや…違う
忘れさせて…くれないんだろ?
今もこうして貴女は
僕の心を支配し続けている
この痛みは きっと愛の証
ねぇ…早く僕を抱きしめて
愛していると…言って
10/10/2023, 11:41:00 AM
理由なんて…ない
ただ貴女が居ないという事実
それだけが…僕の涙の理由なのに
まるで泣くことを許されなかった
あの頃の僕のように涙を黙って隠す
キラキラと光る頬が暗闇に溶けて
僕はまた…自分さえも見失いそうで
この涙の理由をずっと考えていた
10/8/2023, 3:21:39 AM
力を込めて…
この扉を開けてごらん
大丈夫 だよ
怖がることなんてない
扉の向こうにあるものは
きっと…
見たこともない
自分が待っているはずさ
そして…その隣には
僕がいるはずだよ
約束する
だから…力を込めて
さぁ 開けてごらん