霧夜

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6/30/2024, 11:32:09 AM

小指に結ばれた、真紅繋がり

手繰り寄せた先に、貴方が居てくれたなら...

そう思いながら、今日も遠い背中を眺めてた

---二作目---

例え、赤い糸で繋がれていなくても

愛し合ってることには変わりは無いし

そうならば

新しい糸で、小指と小指を結んでしまえばいい

そして、僕達の愛で、糸を赤く染めてしまえばいい

#赤い糸
344作目

一周年記念まで...あと20日

6/29/2024, 12:53:44 PM

夏空一面に蔓延る、ふわふわと漂う白

嗚呼、これは

今夜の雨は、激しくなりそうだ

---二作目---

大きな綿あめだと、空を指さして唄った日。
夏の淡い記憶も
全て雨に流されてしまった
(?)

#入道雲
343作目

一周年記念まで...あと21日

6/28/2024, 12:01:04 PM

夏の陽射しに、充てられて

甘く甘く、溶けていく。

空に浮かぶは、満開の花々。

...嗚呼、今年は一緒に見たかったな

---二作目---

紺色の生地に、黄色の帯。
周りの屋台や灯りですら、彼を彩る装飾品の一部。
「どうですか?」っと、本人は少し不安げに瞳を揺らす。

だから「すっごく似合ってる」っと、言葉にすれば
まるでりんご飴のように顔を赤く染めるから
これがまた堪らない

さぁ、まだ夜の時間はこれからだ。
空に華が咲く時間まで、めいいっぱい楽しもうではないか

俺は彼の手を引いて、祭りの中へと駆け出した

#夏
342作目

一周年記念まで...あと22日

6/27/2024, 10:44:40 AM

息がしづらくて、苦しくて

逃げ出す様に、飛び出した

...そうだった、つもりだったのに

私は何時までも、小さな箱にはからは出れないのね

---二作目---

ずっとずっと、願ってた
けど、叶わないとも思ってた
漠然とした願い

この闇から抜け出したくて、がむしゃらに走って
先が見えなくて、それが怖くって、でも止められはしなくって
もうダメだな、って思った。

...でも、手を掴んでくれる奴がいた
引き止めて、道を示してくれる奴がいた

だから俺は、今前に進もうと思えたんだ

#ここではないどこか
341作目

一周年記念まで...あと23日

6/26/2024, 11:33:41 AM

何時もの様に、話してた

何時もの様に、笑い合ってた

何時もの様に、明るい世界が広がってた

何時もの様に、「また明日」って別れた。

何時もの様に...明日が来ると信じてた、疑いもしなかった

なのに、なのに...

もう明るい明日は、来る事が無いんだね

---二作目---

その時、俺は手を伸ばすことが出来なかった
離れたくなかった、ずっと傍に居たかった
けれど、抗う力が俺にはなくて

ただ、離れてく君の背をじっと見つめることしか出来なかった


...だから、

「!○○!久しぶりだな!!」

「え!?○○!?」

次逢えた時は、君を傍で守ると誓うよ

#君と最後に会った日
340作目

一周年記念まで...あと24日

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