閉鎖された、真っ暗な世界
一番安心できる、唯一の居場所で
頬を濡らして、けれど声は殺して
膝を抱えて、俯いて
「死にたい」気持ちに、想いを馳せる。
---二作目---
「それじゃあ、おやすみ」
「......」
「?どうしたの?」
「いや...狭いよな...って。...すまん」
「...ふふ、謝る事ないよ。寧ろ、僕はこっちの方が良いから」
「は?なんで?身体はみ出すし寝心地悪いだろ」
「んー、だってさ?」
ギュッ
「!?!?///」
「こうやって抱き締められる口実になるでしょ♪」
「えぁ、だっだが...///」
「あ、もしかして...嫌だった?」
「うぐ、...い、嫌じゃ...ねぇけど///」
「ふふ、ならよかったよ♪それじゃあ、改めておやすみ、いい夢を」
「ん、やすみ///」
#狭い部屋
319作目
一周年記念まで...あと45日
一人目は、初めてと終わりを教えてくれる人。
二人目は、運命を教えてくれる人。
...そんなの、信じたくないよ
だって、そうしたら
私は、君と結ばれる事がないって事だから
---二作目---
俺の隣に、居て欲しかった、居たかった。
嗚呼、なのに
君の隣は、もう埋まってしまっているんだね
#失恋
319作目
一周年記念まで...あと46日
素を知られるのが、嫌で
幻滅されるのが、怖くって
だから私は、嘘の仮面を着けたんだ。
...そしたら、自分自身すら
本当の気持ちが、分からなくなっちゃった
---二作目---
素直な言葉が言えなくて、何時もそっぽを向くばかり。
なのにあいつは、そんな俺に愛を向けてくれて。
「大丈夫だよ」って「分かってるよ」って言うものだから
それが何だか、言葉に出来ない自分が、悔しくて。
だから
「好きだよ、__」
なんて、サラリと言うあいつに
「...ぉ、おれ、も...すき...だ...///」
「...え...!?///」
偶には、正直に気持ちを伝えたいと思ったんだ。
少しでも、沢山貰った愛情を、気持ちを、返せるように。
#正直
318作目
一周年記念まで...あと47日
空が沢山、泣く季節。
けれど、時が過ぎれば空は泣き止んで。
また、明るい笑顔を見せてくれる。
...嗚呼、じゃあなんで
私の心は、何時になっても泣き止んでくれないの?
---二作目---
雨に紛れて、頬を伝う熱い涙。
隠すのに丁度良くて、泣きたい時は、よく雨の中、傘もささずに外へ出る。
梅雨の時期は憂鬱になりやすいけれど、雨がそれを流してくれる様で
俺は梅雨が好きだった。
#梅雨
317作目
一周年記念まで...あと48日
真っ白で、空っぽだった君に
鮮やかな色と、沢山の愛情をあげるから
どうかこれからも、傍に居て欲しくて
---二作目---
少しだけ、流されやすくて
今までに見た事が無い程、純粋で
ちょっとした事で、すぐ真っ赤になって
でも、自分をしっかり持ってて
自身の意思を押し通せるだけの、強い力があって
困っている人が居たら、必ず手を差し伸べられる
そんな”君”が
俺は大好きなんだ
#無垢
316作目
一周年記念まで...あと49日