春、夏
秋、冬
今年も四つの季節が、この世界を綺麗に染めていくよ
---二作目---
真っ白に染った世界。
嬉しさも、楽しさも、何も無い
つまらない世界。
そんな俺の世界を彩り、
嬉しさの色と、楽しさの色を教えてくれたのが
お前だったよな。
...あの時、俺と出会ってくれてありがとう。
俺の世界を染めてくれたのは、間違いなくお前だったから。
#色とりどり
174作目
何時もより少しだけ寒々しい、ある日の事
冷たい空気を、思いっ切り吸い込みながら
一面に広がる、眩く輝く
白銀の世界を眺める
---二作目---
雪を見ると、ついつい溜め息が出てしまうのは
一体何故だろうか。
雪掻きや移動での注意の事で、気が滅入ってしまうからだろうか。
...そんな俺に、雪で遊ぶ楽しさを...子供の頃の、純粋に楽しむ気持ちを思い出させてくれたのが
お前だったよな
#雪
173作目
二人きりの空間で
ただ普通に過ごせるだけで
私は幸せなんだよ
---二作目---
君がいれば
私はそれだけで良かった
君の隣で笑えたら
私には十分過ぎるくらい幸福なんだ
君の存在が
私の生きる理由だったのに
君が居なくなったら
私はどうすればいいのですか?
#君と一緒に
172作目
晴れやかな、青空の下
澄み切った冷ややかな風が、今日も凍る程の海の上を駆ける。
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白い息を吐き出しながら、雲一つない空の下を歩く。
空にはあんなにも輝く太陽が昇っているというのに、空気はこんなにも冷え切っているのだから
全く不思議なものだなぁ、と思う。
...けれど、この美しい空が
もう二度と、黒い有害煙に覆われた、
濁り切った空にならなければいいな、とも思うのだ。
#冬晴れ
171作目
特別なものに見えて、実は案外、日常に埋もれているかもしれない。
それを追い求めるあまり、手元に元々あるものを
見落としているだけなのかもしれない。
”灯台もと暗し”
平和な日常を送れる、当たり前のように見えるその一時が
実は一番大切だったりする。
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大切な人と、一緒に居られら事。
一度、孤独を経験すると、それを酷く痛感させられる。
大切な人を失う、心にポッカリと穴が開き、虚無感に襲われる。
寂しくて、寂しくて、辛くて、泣いて。
孤独は死ぬよりも辛いと言うけれど、本当にその通りだと改めて思う。
...だから、ただ君がそばに居てくれるだけで
俺はとっても幸せなんだ。
#幸せとは
170柵目