なんの代わり映えのない景色。
行き交う人々の様々な声
微風になびく色鮮やかな花々
太陽が輝く青空
ある時は月が淡く光る夜空。
最初こそ綺麗だと思っていた景色も、今では随分見慣れその景色に飽きてしまっていた。
...けれど、毎日のように来てくれるあいつの姿だけは、いつ見ても
心が踊り嬉しくなってしまうのだ。
#窓から見える景色
69作目
...例えば、
感謝・共感”・理解・優しさ・思いやり。そして...愛情。
自分に向けられる感情がまさにいい例だろう。
どれだけ言葉で、どれだけ行動で伝えられようと
存在が不確かな物だと、目に見えない分どうしても不安になってしまう。疑ってしまう。
だけど、今だけは...疑うこと無く、何も考えずに、お前の愛情を受け取っていたい
何一つ不安にならないくらい、お前に愛されたい。
#形の無いもの
68作目
あいつと一緒に見る頂上からの景色が、凄く好きだった。
元々高い所が苦手だったから、一人ではあまり登ることは無かったけれど
あいつが手を握ってくれた時は
一緒登ることが出来たし、
登ったあとの達成感とか...なにより、二人で見る高いところからの景色が凄く好きだった。
その景色を背景に、二人でその日あった事を話したり、笑いあったり...そんな何気ない時間も...
俺は好きだったんだ。
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あれから...数年の月日が流れた。
今では苦手を克服することが出来て、一人で簡単に登ることが出来るようにもなった。
「...だからって...さ...お前がここより高いところに逝く必要なんて...なかったじゃねぇかよ...」
今も昔も..変わらず、そこから見る夕焼けの空は...凄く綺麗だった。
#ジャングルジム
67作目
時々、夢を見る。
それも、全く同じ内容の夢を。
その夢の内容は、只々あいつと談笑しているだけの夢。
質問をしたりされたり、一緒に笑いあったり。
最近はどうだったかと、何が楽しいことはあったかと、好き嫌いは少しくらい減ったかとか...
質問の内容は、まるでお母さんみたいなことばかりだが...。
...けれどそんな時間が、この時は酷く懐かしくて、こいつと話せている時間だけは...凄く楽しかった。
だって...もう夢の中でしか、お前の声は聞こえないのだから
#声が聞こえる
66作目
追記
もっと読みたい600越えありがとうございました(ㅅ´꒳` )
満月が美しく輝く、十五夜の日。
月光に照らされる、君を見て
俺は恋に落ちたんだ。
#秋恋
65作目