人生疲れたちゃん😵‍💫

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7/30/2023, 6:38:26 PM

猫は澄んだ瞳で私を見つめると、一言にゃあ!と鳴いた。
飼い猫だろうか、やけに毛並も体格もよい。おまけに人懐こいときてる。
その白黒ハチワレ猫は、私の脚にまとわりついて離れない。
「人懐こいのね」
私は猫の頭を撫でながら、笑みを浮かべた。
猫もまたにゃ!と短く鳴き、その問に応えるかのように返事をする。
背筋をピンと伸ばし(それでも猫背なのだけど)、クリームパンのような手を上手に揃えて座る猫。
私だけでなく道行く人、それぞれに愛嬌を振りまいている。
皆口を揃えて「可愛い」と言い、頭を優しく撫でていく。猫は目を細めると、恍惚とした表情を浮かべた。
そのハチワレは、暫く同じテリトリーに居た。1日に数回姿を見掛けたが、いつもヒトに囲まれ可愛がられていた。世渡り上手…猫の世界にもこの言葉は存在するのであろうか。
生まれ変わったら猫になりたい、ふと、そう思った。

お気に入りに追加して下さった皆様、本当に有難うございます。
誰にでも読める、分かりやすい文章を心掛けております。
エッセイストになりたく投稿もしているので、応援して頂けると幸いです。
拙い文章ですが、今後ともどうぞ宜しくお願い致しますm(*_ _)m

7/29/2023, 5:00:30 PM

今日も夜中の1時、例に漏れずやらかした。
カップ蕎麦を食べ、そのままそっくり吐き戻したのだ。
吐くという行為は、自傷行為でもあり唯一のストレス発散方法でもある。
精神科の主治医に相談しても、「吐くのは習慣みたいなものだから仕方無い 」と言われるばかりで、良くも悪くも関心が無いといった感じであった。
自分自身、そう思う。多い時は1日に4~5回吐き戻すという離れ業をやってのけるのだが、決して過食して食費がかさんでいる訳でもない。誰にも迷惑をかけていないのだ。
この吐き戻すという行為は、健常者には理解出来ないかも知れない。指を親指以外全て口内に突っ込み喉を刺激し、わざと嘔吐反射を引き起こすなど、気狂いじみたものでしかないからだ。
その気狂いじみた行為により、日々の鬱憤を晴らし、精神の安定に一役買っている者も在るのだから、果て、摂食障害の症状は多岐に渡るものなのだと、実感した次第である。
私を含む摂食障害当事者は、何があっても食に執着することをやめない。お腹が空いたら例え夜中であっても、嵐であっても、コンビニに駆け込むに違いまい。猛烈な台風が来たらやむを得ず断念するかも知れないが、傘や合羽で凌げる嵐程度であれば、きっと食料を調達しに行く。
私は摂食障害を患って約10年になるが、全く寛解する気配が無い。拒食と過食を繰り返し、生涯私を苦しませることだろう。なるべくしてなった、摂食障害。昨今における痩せ信仰やダイエットの横行は、ボディイメージの過度な歪みに繋がりかねない。
BMI22が医学的に最も病気になりにくく、標準体重であるということが、世間に浸透したら良いなと思う。然しながら、「BMI22はデブ」と信じ込み必死にダイエットに励んでいる自分も居るという、二律背反。
早く健康を取り戻し、美味しい物を好きな時に沢山食べたい…。些細な願いではあるが、この10年間ずっと思い続けてきたことだ。
「普通」とは何だろう。本来「普通」の定義なんかなく、何が普通なのかは個々の判断に委ねられる。
摂食障害、解離性障害、双極性障害など、様々な病気を患っている私は、所謂障害者だ。精神異常者、ともいえるだろう。けれど決して、それに甘んじてはいけないし、可能な限り「普通」で在りたいと、思うのだ。

7/29/2023, 9:37:56 AM

大門商店街で4年振りとなる玄蕃祭りが開催された。
13時から歩行者天国となり、浴衣や甚平、お揃いのコスチュームを身にまとった集団が車道を闊歩する。
コロナ禍前と比較しては少ない連ではあったけれど、皆楽しそうに狐を模した踊りを楽しんでいた。
普段は閑散としている商店街も活気を取り戻し、果て、塩尻にこんなに人が居ただろうか?と目を疑ってしまう程の人出であった。
的屋も幾つか出展されていたから見に行こうと思ったが、余りの人の多さに圧倒され、持ち前の「社交不安障害」を発揮してしまった。
タピオカジュース飲みたかったな、牛串食べたかったな…などと後悔してももう遅い。
踊りは終わっただろうし、歩行者天国も19時で解除されてしまう。
4年振りの玄蕃祭りは、何ら問題無く終わったに違いない。救急車の音が聞こえたような気もしたが、きっと幻聴だろう。
来年も滞りなく祭りが開催されることを願い、筆を置く。