今日も夜中の1時、例に漏れずやらかした。
カップ蕎麦を食べ、そのままそっくり吐き戻したのだ。
吐くという行為は、自傷行為でもあり唯一のストレス発散方法でもある。
精神科の主治医に相談しても、「吐くのは習慣みたいなものだから仕方無い 」と言われるばかりで、良くも悪くも関心が無いといった感じであった。
自分自身、そう思う。多い時は1日に4~5回吐き戻すという離れ業をやってのけるのだが、決して過食して食費がかさんでいる訳でもない。誰にも迷惑をかけていないのだ。
この吐き戻すという行為は、健常者には理解出来ないかも知れない。指を親指以外全て口内に突っ込み喉を刺激し、わざと嘔吐反射を引き起こすなど、気狂いじみたものでしかないからだ。
その気狂いじみた行為により、日々の鬱憤を晴らし、精神の安定に一役買っている者も在るのだから、果て、摂食障害の症状は多岐に渡るものなのだと、実感した次第である。
私を含む摂食障害当事者は、何があっても食に執着することをやめない。お腹が空いたら例え夜中であっても、嵐であっても、コンビニに駆け込むに違いまい。猛烈な台風が来たらやむを得ず断念するかも知れないが、傘や合羽で凌げる嵐程度であれば、きっと食料を調達しに行く。
私は摂食障害を患って約10年になるが、全く寛解する気配が無い。拒食と過食を繰り返し、生涯私を苦しませることだろう。なるべくしてなった、摂食障害。昨今における痩せ信仰やダイエットの横行は、ボディイメージの過度な歪みに繋がりかねない。
BMI22が医学的に最も病気になりにくく、標準体重であるということが、世間に浸透したら良いなと思う。然しながら、「BMI22はデブ」と信じ込み必死にダイエットに励んでいる自分も居るという、二律背反。
早く健康を取り戻し、美味しい物を好きな時に沢山食べたい…。些細な願いではあるが、この10年間ずっと思い続けてきたことだ。
「普通」とは何だろう。本来「普通」の定義なんかなく、何が普通なのかは個々の判断に委ねられる。
摂食障害、解離性障害、双極性障害など、様々な病気を患っている私は、所謂障害者だ。精神異常者、ともいえるだろう。けれど決して、それに甘んじてはいけないし、可能な限り「普通」で在りたいと、思うのだ。
7/29/2023, 5:00:30 PM