12/23/2024, 2:16:06 AM
冬至、虚を充す仄かな柚子の香り
果肉を浮かべた淡いお湯
肌を刺す弱酸の針
新年を控えた浮世の上澄み
立ち昇る湯気の信号
星空を泳ぐ電気の鳥
蛍光灯の灯りの元
いつか見た景色
12/1/2024, 11:18:56 PM
時間になって、家路を歩みだすあの子の後ろ姿。
地平線の先、眼に映る街灯の灯りと欠けた月。
何をどれだけ待っていても、距離が離れてゆくばかりであった。
10/1/2024, 9:43:21 AM
きっと明日も
生きるの下手くそだって思うのです。
8/31/2024, 5:19:40 AM
飽き足らず
香りに上乗せする香り付け
におい消しの香水でも
ああそれがなければ
出逢えなかったと思う
2/12/2024, 8:41:31 AM
この場所で始まった物語
この場所で終わらせよう
生まれる場所も選べなかったんだから
せめて死ぬ場所くらい、好きなようにさせてくれ