眠気が覚めぬまま時間が過ぎていく
終わらせないといけないことは山程残ってる
睡眠欲は三大欲求の中で最も強いというのは本当らしく、
瞼がだんだん閉じていくのがわかる
僕は、しばらくその欲に抗った
しかし、打ち勝つことはできなかった
そして、深い眠りに落ちていった
そんな夢を見た
作業をしていたはずなのに、
いつの間にか居眠りをしてしまっていたようだ
早く作業を終えて、
居眠りの間に見た夢のように深い眠りに落ちたい
僕の宝物
それは、僕や僕の周りの人に関する記憶
今までの人生で積み重ねて来た記憶
でも、その宝物は日々消えていく
もう半年前の記憶すらはっきりしない
毎日たくさんの人と関わって来たはずなのに
そのほとんどが薄れてはっきりせず、
生きてきた年数は短いはずなのに、
どこか遠くのように感じる
僕は惨めな気持ちになる
もう記憶なんかなくてもいいとすら思ってしまう
でも、僕が持っている記憶は
モザイクがかかっているようだが、素敵な記憶なのだろうか
とても輝いて見える記憶もある
この記憶たちが綺麗なものだと信じて今日も生きていく
僕には良く覚えている夢がある
その夢では毎回とても危険な経験をする
そんな夢の中、毎回僕の手助けをしてくれる人がいる
誰かわからないけど、僕が知っているような人
その人が必ず出てきて、僕を生かそうとしてくれる
僕にとって非常に有り難い存在
だけど、その人についてとても不思議なことがある
毎回毎回夢が覚める前にその人は「また会いましょう」と言う
そして、言われた瞬間夢から覚める
どんな状況でも夢から覚める前に必ず「また会いましょう」と言われることがどうしても不思議でならない
その人はどうして僕が夢から覚める瞬間がわかるのだろう
どうして僕がいなくなることを知ってるのだろう
今日にでも暇な時間があったら聞いてみようか
あの夢に暇なんてないから聞けないかもしれない
それに、答えを知らない方が幸せかもしれない
好奇心が勝つか恐怖心が勝つか今日の夢で証明される
僕には日記を書く習慣がある
しかし、それは他人から見ればとても謎なものだと思う
だって、日記は1日に2回も書くから
そして、その日記はそれぞれ違う世界のような内容
1つは現実で起きたこと
もう1つは僕自身が現在とは違う立場にある、この場所とは似ても似つかないような場所の『もうひとつの物語』
いつからその習慣がついたかは、僕自身覚えていない
でも、その『もうひとつの物語』は僕にとってなくてはならない存在
僕の精神衛生を保つ為に必要なこと
いつまで続くのか分からない
けど、そうしないと僕は自分自身を見失う
だから、今日も日記を2回書く
現実の日記と『もうひとつの物語』の日記を
友達とは一体どこからどこまでの範囲のを指すのでしょうか
僕には皆目見当もつきません
いつか言われた罵倒の言葉
それでも都合の良いときだけ側に来る
自分が本物の感情が備わっている人間か
それとも偽りの感情を設定された人間もどきかどうか
わからなくなっているときに
そんな態度をされると正直なにもかもわからなくなる
あんなことがあってから友達と胸を張って言える人物は今現在誰1人存在しない
僕は人間と話すという恐怖と共に生きている
そして、それはいつまで続くのか
早く終えたい
それが、僕の唯一の願い