『裏返し』
ちょっと 素っ気無いのは きっと
本当は 想いがあるからこそ
冷たくなってしまうのは きっと
本当は 熱くなりたかったからこそ
無気力になってしまうのは きっと
溢れ過ぎたエネルギーの 出し方が
わからなくなったからこそ
ごめんねが 言えないのは きっと
申し訳なさ過ぎて ありのままの適切な言葉が
見つからないからこそ
ありがとうが 言えないのは きっと
もっと大きな自分になってから
真心を込めて 誠実な自分で
伝えたいからこそ
そんな裏返しも
あるかもね
そう思いたい、自分がいる
『空模様』
なぜだろう
空はいつも
いつも、わたしを励ましてくれる
春の空を見上げると
あたたかな 太陽の日差しと木漏れ日が
冬の寒さで、固く 縮れ込んだ
わたしの身体と心を
優しく 大きく 包み込み、
「何があっても 必ず朝は来るんだよ」と、
柔らかくしてくれる
夏の空を見上げると
爽やかな 突き抜けるような青と白の
ドラマチックなコントラストが
「勝つことよりも、負けないこと。
大きな心で、行くんだぞ」と、
わたしの背中を 叩いて 励ましてくれる
秋の空を見上げると
澄みきった青空が どこまでも
高く 高く 続いていて
その澄んだ空気が
わたしの体の中を 駆け巡り
頭のてっぺんから爪先まで
清めてくれているみたい
冬の朝、空を見上げると
鼻の奥はツンとして、
わたしはゴジラのように 息を吐き
悴んだ手を擦り合わせる
どの季節よりも 澄んだ朝空と静けさが
心の背筋を ピンッと伸ばして
負けるものかと、わたしを奮い立たせてくれる
朝の空は、生命の喜びを 高らかに謳いあげ、
真昼の空は、生命の強さを魅せてくれる
夕方の空は、生命の尊さと永続性を
悠々と示してくれ、
夜の月光と満天の星たちは、生命の妙なる輝きと
生命と生命が巡りあう 不可思議さを
見事に描き広げてくれる。
わたしが生まれる、ずっと ずっと ずっと前から
わたしたちを 見守り 励ましてくれてきた空
ありがとう
また今日も あたらしい わたしを
生きていくね
顔は、こんなにも映し出せるのに
心はちっとも、映してくれない
あの人の心を映し出す鏡があったら良いのに
ちょっと怖いけど
遠い宇宙と、近い睫毛は見えないというけれど
1番近い、わたしの心も、全く見えない、触れられない
湧いてくる感情の機微を
全て曇りなく
鏡で映し出せたのなら
わたしはもっと
真っ当に生きられることでしょう
だといいな
知らぬが仏というけれど
知ってる仏に
わたしはなりたい
だから、磨くよ
心の鏡
目をつぶって
深呼吸して
鼓動を感じて
心の耳目を大きく開いて
わたしの心の奥底に眠る、
私自身の叫び声を必死に受け止めるんだ
曇ることなく、
わたしの、本当の心の声を映し出せる鏡へと
ピカピカに磨き上げよう、今日も、明日も
購入した商品についてくる、
紙袋や包装、緩衝材の類や型紙。
だって、いつか使う日が来るかもって、思うと、
もったいなくて、どうしても捨てられない。
捨てちゃった後に、それを使うのに絶好のタイミングが現れたら、絶対に後悔する。
あぁ、あの時、なんで捨てちゃったんだろうって。
だからと言って、わざわざ買うようなものでもない。
液体をこぼした時、
使い捨ての雑巾代わりになる緩衝材用紙
食器やガラスを割った時に、捨てるために使う紙袋
何かを郵送する時に包む包装紙や緩衝材
引き出しの整理に、仕切りとして使える型紙
今はまだ、想像できないけど、何かあった時に、
そうだ!これに使える!って、
ひらめくかもしれないって、
保険をかけて溜め込んでしまう。
わたしは、未来の不安に
タダで保険をかけて
安心を貪りたいのかな。
でも、実はタダではない。
場所と時間という保険料を
払っているんだ。
その保険、
保険料に、見合っているのかな?
保険の見直し、しましょうか。