秋風が吹くと思い出す
凍えながら不安になったことを
自分の存在が不確かだったこと
風に飛ばされて、この世から消え失せるのではないかと思ったことを
秋風が吹くと思い出す
人混みの中、孤独を感じたことを
誰とも通じ合えることなんて一生ない
もしここで叫んでも、多少奇異の目で見られるだけ
変わらない人生が続いていくのだと思ったことを
秋風が吹くと思い出す
凍えながら絶望したことを
この先、生きていても何の希望もない
楽しいことなんてなく苦痛だらけの人生を歩んでいくのだと思ったことを
秋風に吹かれながら思う
何を考えるのかは自分で決められる
人生をどう創るかは自分次第なのだと
また会いましょう
そう言ってあなたと別れたね
また会う時はお互い、成長した姿を見せられるね
そう、2人とも様々な経験をするからね
またの名を経験、つまり人生から学べるね
そうするために一度離れることが必要だったんだね
お待たせ
昔は、スリルでいっぱいの人生だった
常にハラハラドキドキで
自分で勝手に作り出した妄想に勝手に怯えていた
今は、たとえどんなことが未来に起ころうとも乗り越えていけるし
その出来事から学べる気がしている
君に出会えたからかな
飛べない翼……
10年前に読んだ嶽本野ばらさんの小説を思い出した。
タイトルは「ハネ」だったかな?
あの頃は図書室の本を毎週借りて読んでいた。
何かをきっかけに、昔読んだ小説のエピソードが、ふと目の前に浮かぶ。
頭の中のブラックホールに漂っているたくさんの物語たちが俺に語りかける。
ここではないどこかを感じながらも、現実から逃げているというわけでもない。
俺の人生の救い、俺が人生を飛ぶための翼になってくれている。
初めてのことをする時は怖い
1人で映画
1人でカラオケ
親から離れて1人で生活すること
他の人には何でもないようなことなのかもしれない
小学生の時は、レジに行くことすら怖かった
でも今はなんてことない
これからも怖いことはある
今は怖くても、経験してから振り返れば
たいしたことではなかったと思うのだろう
幽霊の正体見たり枯れ尾花