秋風が吹くと思い出す
凍えながら不安になったことを
自分の存在が不確かだったこと
風に飛ばされて、この世から消え失せるのではないかと思ったことを
秋風が吹くと思い出す
人混みの中、孤独を感じたことを
誰とも通じ合えることなんて一生ない
もしここで叫んでも、多少奇異の目で見られるだけ
変わらない人生が続いていくのだと思ったことを
秋風が吹くと思い出す
凍えながら絶望したことを
この先、生きていても何の希望もない
楽しいことなんてなく苦痛だらけの人生を歩んでいくのだと思ったことを
秋風に吹かれながら思う
何を考えるのかは自分で決められる
人生をどう創るかは自分次第なのだと
11/14/2023, 11:23:18 AM