『静寂の中心で』
静寂の中 夢を追う
どれほど緊張しても
どれほど不安でも
あきらめるわけにはいかない
あせらない 落ち着こう
落ち着く時間はあるのだろうか
えんぴつをにぎる手に 力が入る
静寂の中 一息つく
答えは必ずある 必ず見つける
自分で決めた目標 絶対にやり切る
この静寂が 私のスタート地点
『燃える葉』
燃えるような
赤の世界を
君と歩く
ゆっくりと
同じペースで
燃えるような
赤の絨毯を
君と歩く
ゆっくりと
同じペースで
立ち止まって
空を見上げる
青と赤のコントラストが
とても美しく とても綺麗で
とても緊張している
フーッと大きく息をはく
もう一度息をはく
「ねぇ…
『moonlight』
月の光がさしているところ
自分一人で輝くことなんてできないからさ
まぶしいくらい明るく元気な人の光を受けて
なんとか生きている
人の力を借りなければ光を放つこともできない
なんのとりえもないわたしでも
この暗闇の中 孤独を不安やさびしさを抱えながら
立ちすくんでいる人を てらすことができたら
少しすくわれる気がする
暗闇の中にいるあなた
あなたのおかげで 私の心はすくわれるのです
あなたがいてくれてよかった
どうもありがとう
『今日だけ許して』
男女間の友情は成立するのか
なんでも話せる男ともだち
ちゃんと距離感わかってる
恋の相談にものってくれる
そんなアイツが
なんだか今日は元気がないぞ
どうした、彼女となんかあったのか
「今日は許せ」
オケ!
泣いていいぞ
甘えていいぞ
男女間の友情は成立する
と信じてるから
今日は許す!
『誰か』
タッタッタッタッ
タッタッタッタッ
もう少しで20kmだ
「スミマセン…」
誰かがわたしを呼んでいる
ふりかえる余裕はない
「ハァハァ…スミマセン」
まただ
背後から聞こえる誰かの声
ふりかえってその誰かを見る
「その手に持っている〝まるごとバナナ〟を
くれませんか」
え?このまるごとバナナ?えー…
「いいですよ」
わたしは、はじめて会うその誰かに
それほど躊躇せずにまるごとバナナを渡した
「ありがとうございます」
とても感謝された
これはすべて走りながらのやりとり
リレーのバトンのように渡したまるごとバナナ
誰かが誰かに助けてと言えたり
その誰かの声に応えることができたり
たすけあいの力で走り切った42.195km
なんか清々しい