『Midnight Blue』
今宵 大切な人を想う
すごく強くて
たのもしくて
いつも助けてくれて
みんなのこと守ってくれる
肩で風を切って歩く姿が似合う人
辛ければ辛いほど 笑顔で笑って
大変であれば大変なほど 大丈夫と言う
見た目はこわく見えるけど
そうじゃない
すごく繊細で とても優しいことを
わたしは知っている
はじめからそう思っていた
だから
あの扉を開けた
恐れることもなく 迷うこともなく
間違いなかった
大切な人が
この暗闇を
怖がってる
隠さなくていい
カッコ悪くない
どうすれば
救えるのだろう
この暗闇に隠れて
泣いてばかり
真っ暗で
何も見えないけど
わたしはあきらめない
早く 朝よ来い
『君と飛び立つ』
黄金色に染まる雲
ふわっと舞い上がり
朝焼けに包まれた街並みを見下ろす
清々しく 爽やか
不安 期待 ワクワク感
どんな一日になるのだろう
可能性に満ちたはじまりの空
夜空に輝く無数の星
その一つとなって
都会の灯りが作り出す美しい街並みを見下ろす
交差点を歩く人々の姿
今日一日忙しく過ごした人
ちょっとうれしいことがあった人
何もなくただなんとなく一日がおわった人
いろいろな想いをかかえながら見上げる
あなただけ それぞれの
明日へとつづく空
『きっと忘れない』
野球人ではないわたしが
グローブをもらった日
どんな宝石よりもうれしかった
後にも先にも
グローブをもらったのは
この一回だけ
『なぜ泣くの?と聞かれたら』
心のバランスをとるために
じーん 心が強く動かされたとき
やったー 心が弾むほどうれしいとき
あーよかった 心が緊張や心配から解放されたとき
どうして もうどうにもならないとあきらめたとき
きゅー 心が痛むとき
はぁ 心がさびしいとき
あぁぁぁ 大きな悲しみに打ちひしがれたとき
もっと気持ちに素直になれたらいいのにな
すごく優しくて 強くて うらやましい
『足音』
わたしはあんなふうになれないなぁ
仕事もプライベートも
充実しているオーラを
まといながら
背筋を伸ばして
とても華やかに
堂々と歩く
カツ カツ カツ カツ
そっか
この音か
できるだけ 音を立てないように
できるだけ 楽に生きようとする わたしを
ほんの少しだけシュンとさせるのは
カツ カツ カツ カツ