モモハな

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11/11/2023, 10:37:18 AM

 僕はペンギン。
 空を飛べない泳ぐ鳥。
 鳥なのにみんなと違って飛べない。
 羽ばたく黒い羽が同じなのに、あんたは飛べる。
 賢くて、家族思い。他の鳥とも共存できてる。
 僕は違う。
 羨ましい…。


 俺はカラス。
 海を泳げない飛ぶ鳥。
 他の鳥と同じで、少し迷惑がられるただの鳥。
 同じ黒い羽を持つお前には個性があって可愛がられる。
 海も泳げる。寒さも耐えられる。
 良いとこだらけだな。
 俺とは違う。
 羨ましい…。

11/10/2023, 10:32:27 AM

 少し肌寒さを感じて上着を取りに砂利道を駆ける。
 途中、化け狐の噂があるススキのトンネルを抜け、家についた。
 上着を羽織り、友の元へ引き返そうと玄関の戸を開く。
 
 少し小腹が空いたからお握りでも作って持っていこう。
 上着を羽織り、お握り片手に玄関の戸に手をかけた。
 
 少し暗くなってきた。蝋燭に火をつけて帰り道の目印にしよう。
 いくつかの蝋燭とマッチとお握りを手に玄関へ向かう。

 少し眠くなってきた。膝掛けを持っていこうか。
 蝋燭とマッチ、お握りと膝掛けを持って廊下を渡る。
―少し…少……し…。もう………少………し…。
 
 「お、狐がいる。気をつけな」
 婆ちゃんが言った。

11/9/2023, 10:11:15 AM

 夜2時。
 ベッドに入り、もう間もなく眠りにつくという頃。
 僕は、一つ過ちを思い出した。

 ―あぁ宿題を終わらせていなかったなぁ……

11/8/2023, 10:22:14 AM

 ギムはトマト缶を手に言った。
 “トマトソースをトマトで作るのはなぜだ?”

 マトマはトマト缶を開けながら言った。
 “トマト缶は、トマトが使われてるからトマト缶なんだ”

 ギムは返した。
 “マトマは何でも知ってるな。物知りなヤツだ”

 マトマが返した。
 “ギム、お前は何も知らないな。おバカなヤツだ”

11/7/2023, 10:40:11 AM

 警察庁捜査三課に配属されて3年。
 今日も事件を解決した。
 まだ昼前なのに4件目だ。

 遠くへ行っちまったあんたにメールを送る。
 千を超えたメールは、誰に見られるでもなくて、、。
 またあんたの声が聴きたくて、、。

 …つい、あとを追っちまった。
 ―我が友人たちよ。まあ、ゆっくり来いよ。

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