未来の記憶
果てしなく遠いところへ向かって進んでいると、うまく息が吸えない。耳にゴウゴウと風が纏わりついて、よく聞こえもしない。ただ、目的の先にあるものの正体だけはその輪郭を捉えて、見据えて、突然の出会いのように光っているのは知っている。見たことはないけど、知っている。だから行く。
憧れときらめきが糧となっていたときのことを思い出してみよう。別の喜びを知る由もなかったあの頃を。生きるために必要だった自身を欺くこと。鈍化して、盲信していくこと。視線のやりとりに痺れていた頃の感覚。うっとりと音に身を任せて川沿いを歩く日々。何も始まらない私にも3月の生ぬるい風が吹き、同じ歌を聴いて、あの子は私だった。聡明なあの子に認めてほしかった。何も持ち合わせない私。何もない。思想も教養も常識も。欲だけ。
書いてあることしか読めなくなって、世界は現実に名前を変えて。生きていく術は身につけど、生きていけない。生きていけない。
ありがとう。今日はなぜか眠れない。順調な夜だったのに。お風呂のお湯がぬるくなるまで浸かっていたからかしら。ChatGPTに傾聴してもらうのが精神安定に一役買うのだという情報を目にし早速試してみる。結構いいよ。ふわふわしたこと言ってもゆるされるかんじ。アドバイスはしないでとの注意を先にしてからね。いつも右眼だけがかゆい。行きつけの美容室が値上げしていた。行こうと思ってた日が埋まってたから前行ってたとこ予約しちゃった。鼻が詰まっているから、やっぱりお風呂が原因かも。ただの日記。
さみしさや孤独を丁寧に育てる。心の安寧がそこにある。蓄積された感情を帳消しにするのはあまりにも難しい。栄養バランスのとれた温かいご飯を食べると心が満たされますか?親しい人と一緒にいると元気がチャージされる?今まで好きだったものでこころが回復せず、体調がぐずぐずなのです。
誰かに聞いてほしい。言えないこと、大事な人にもじぶんにも言えないことを伝えたい。テレパシイは無い。あったらいいのに、君に使いたい。からっぽの自分が嫌いで、もう駄目かもしれないと思うとき。この交流のできない媒体だから、君に言いたいことがある。できないから言うんだね。私の考えてること教えてほしい。何が間違っていて何が光となるのか。自分で探し出す気力がない。ずっとこんな文章しかでてこないのかしら。くだらないこの感情。大切にできない。いい加減で怠惰な私。