オレはこの前、奇跡的にボスの家に上がることが出来た。だが、その時ボスに、絶対上がらせないと言われたので、次上がれるかはわからない。
しかし、オレはなんとしてでも上がってみせる。
「ボス、大事な報告があります」
「どうした」
「今日ボスの家に上がらせてください」
「ダメだっ」
「上がらせてください!」
「ダメだ!」
「なんでですか!?」
「どうしてって、お前が来ると、うちの食料が全部なくなっちまうんだよ!俺の大事なおやつまで食い尽くされちまう……」
ボスの悲しそうな顔を見てオレは折れた。
「分かりました。じゃあ今日の夜行きますね」
「なんでそうなるんだよ!!」
たそがれって表記の仕方が2個(黄昏と、誰そ彼)があるけど、個人的には「黄昏」の方が好き。なんか妖しい雰囲気がするから。
きっと明日も、僕は学マスをやっているだろう笑
(もう抜け出せない沼にハマってしまった)
休憩中の襟尾と津詰は椅子で斜めになりながら、ババ抜きをしていた。
「……ボス、どっちですか?」
「……」
「……」
「……、こっち」
「あっ」
「!くぁー!引いちまったー」
「おっ、いただきます」
「なっ、とられちまった!」
「あがりー!どんまいです、ボス」
「んなぁー、もう1回だ」
「えぇー、そろそろ仕事戻りません?」
「頼む!もう一回だけ!」
「しょうがないですねー、1回だけですよ」
「よしきた、次は負けねぇからな」
「望むところですよ!」
「お疲れ様です!ボス!」
「お前、こんな時間だってのによく元気でいられるなぁ」
「オレくらいの年齢だったら余裕ですよ」
「俺が耄碌ジジイだって言いたいのか?」
「まぁ事実なんでそうとしか言えませんね」
「ちょっとくらいは否定してくれよ……」
「でも、そんなボスもオレは大好きですよ」
「ありがとうって言ったらいいのかわかんねぇ」
「あっ、ボス!今晩ボスの家に泊まりに行っていいですか?」
「はぁ?なんでだよ」
「ボスと一緒の空気を吸いたいからです」
「うっ、……断る」
「えぇーっ!なんでですかー!?」
「そりゃ急に言われても用意が出来ねぇからなぁ」
「一緒の空気吸いたいってところは何も言わないんですね」
「別にそのくらいはいいだろ。仕事で吸ってるんだし」
「たしかに。じゃあ、事前に言っておけば泊めてくれるんですか?」
「まぁ、そんな頻繁でなければな」
「よし、これからボスん家に泊まる計画立てちゃお」
「嫌な予感しかしねぇな」
「んじゃ、さよならー、ボス」
「おう、またあしたな」