僕の日記帳はこのアプリだと思っている。(ほぼ二次創作だけど)毎日のお題に合わせて色んなシチュエーションを思い浮かべたり、自分の考え方について書いたり……。その日起きた出来事についてはほとんど書かないけど、自分的には日記として満足している。
これのおかげで、今まで作文が嫌いだったのが、少し好きになってきた。ありがとう。
「ボス、ここですね」
「はぁ、チャリって意外にきついな……」
「もぉ、モタモタしてないで、さっさと入りますよ」
「わかったからぁ、もうちょっと、老人に優しくしてくれぇ……」
「あれ、ボス、耄碌したって認めました?」
「……なんでもねぇ」
「やっぱり、ボスを正面から見ても、飽きませんね」
「……なんだその言い方、俺の顔がつまんないって言いたいのか」
「褒めてるんですよ、照れ隠しですか?」
「違ぇよ!……そんなこと言われんの初めてだからな、変な感覚が走るんだよ」
「うっそ〜、オレ、今まで何回ボスのこと褒めてきたか分かります?ざっと1000回は褒めてますね」
「ぁ?なわけあるか、そんな褒められた記憶はねぇぞ」
「ボス、耄碌してますね」
「かもしれねぇな」
「あっ、そこは認めるんですね」
「……お待たせしました。こちら、"おっと危ない!溢れるフルーツあんみつ"、でございます。ごゆっくりお召し上がりください」
「うわっ!大きすぎません?まるでボスの体ぐらいありますね!」
「……褒めてるのか褒めてねぇのか、わかんねぇな」
「バッチリ褒めてますから、安心してください」
男刑事2人があんみつをむしゃむしゃと食らう絵面はなかなかに面白いものだ、と周りから思われることも気にせず、2人はペロッと完食した。
「いやぁ、美味しかったですね、ボス」
「おう、こんなにでっかいあんみつ食ったの初めてだったな」
「んじゃ、帰りますか」
「……ぁ、エリオ、もしかして、帰りもチャリ?」
「もちろんですよ、ボス。もしかして自転車置いてって帰るつもりですか?」
「だよなぁー、(´・ω・`)ツラァ...」
やるせないって気持ちにあんまなったことないけど、実際なってみたらどうなんだろう。
「すまいてしいあ、すぼ」
「おいおい、なんだ、エリオ?頭ん中のポジティブが爆発して、とうとうイカれちまったか?」
「……いや、なんでもありません。言ってみたかっただけです。気にしないでください」
「気にしないでってもなぁ、気にしないでって言われたら気になっちゃうのが人間の性なんだ……!?」
襟尾は咄嗟に口封じをした。
鳥のように飛べたらなって思うけど、現実は非情。
僕に片翼ぐらいくれたっていいのに