まかろん

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7/9/2024, 10:57:04 PM

 オレの毎朝のルーティーンのひとつはボスに頭を撫でてもらうことだ。

「エリオ、おはよう」

 ボスの大きい手でオレの髪をワサワサと掻き混ぜる。これがなきゃオレの一日は始まらない。
 オレはこれのおかげで毎朝幸福で満たされるのだが、たまにこれがいつまで続くのかとも不安になる。俺たちは警察だ。いつ命の危機が訪れるのかオレには分からない。


 このちっぽけな当たり前が永遠に続けばいいのに。

7/8/2024, 10:50:47 PM

夜が遅くなると街の明かりは僕を攻撃してくる。
最近の東京はどこへ行っても暗くない。まるで昔の大英帝国のように。

夜の東京を探索するのは楽しいが、物騒なことに巻き込まれることもある。だが、東京というひとつの文化を体験できるのは非常に趣深い。

こんなことをしているから、不眠症になってしまったのだ。

7/7/2024, 10:43:05 PM

今日は七夕。一年に一度だけ織姫と彦星が会う日だ。


「ボス、どんなお願い書きますか?」
「うーん、そうだなぁ、健康でいられますようにとかか?」
「ベタすぎません?それ。ある意味耄碌してません?」
「してねぇわ!てか何でだよ」


オレが短冊に書くことなんてひとつに決まってる。
それは、


〜ボスと今後も一緒にいられますように〜


そんなことを書いている時、空では流れ星がひとつ、走り抜けていった。

7/6/2024, 2:32:23 PM

友達との思い出……
やっぱり、たわいもない日常をべちゃくちゃ喋りながら過ごしたことかな……

7/5/2024, 1:47:41 PM

「ボス、あれって何座ですか?」
「オリオン座だろ?知らないのか」
「知ってますよ。ボスがどのくらいの教養を持ってるか試したんですよ」
「俺をなんだと思ってるんだ?こんにゃろー」
「ボスっ、く、くすぐったいですよ!」


「でも、よくこんな都会でも星空が綺麗に見えますよね……」
「まあ、最近はだいぶ空気が綺麗になったからな」
「ふーん……。まあ、ボスの顔も綺麗ですけどね」
「どういう意味で言ってんだ、それ」


冬の寒い夜の帰り道、ふと空を見上げた2人はやけに距離が近かった。

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