逃れられない呪縛
魚のような身体があれば
この大地から海に泳ぎ出せるはず
鳥のような羽があれば
この大地から空に飛び立てるはず
人は船を作り、飛行機を飛ばし、
果ては宇宙を目指す
大地の呪縛から逃れるように?
いや、大地はいつでもそこにあるのが
当然だと慢心しているから
~~乗り遅れ~~~~
昨日へのさよなら、明日との出会い
まず分からないのが、これって
いつのこと?
昨日と言うからには、すでに今日になっていて
明日と言うからには、まだ今日から日が変わっていない
分からない
分からないから、日を跨いで悩んでしまう
透明な水
乳白色だとテンション上がる
茶褐色もそれっぽい
青いのも神秘的だ
緑や黒なんてものもある
もちろん、一般的な透明なものが
悪い訳じゃない
温泉は色々あって
すべて良い!
理想のあなた
「朝御飯出来たよ、お弁当も作ってある」
「洗濯と掃除も終わってる」
「夕飯、出来てるから」
「お風呂沸いたから入っていいよ」
「疲れてるね、肩揉もうか」
「それって、理想的な伴侶じゃなくてメイド?」
「だよね!」
~~~乗り遅れ~~~
突然の別れ
いつか来ると分かっているのに
目をそらして考えもしない
ゆっくりと過ぎる時間がずっと続くと思っている
何て幼稚なのか
永遠なんて ありはしないのに
突然じゃなければ悲しくないって訳じゃない
分かっていても辛いことは辛い
でも、あの突然の別れを思い出すと
今も息苦しくなる
~~~乗り遅れ~~~
恋物語
何気ない出逢い
いつの間にか隣にいることが増え
なのに
会えない日々がもどかしく
すれ違うことに苛立ち
迎えた別れの時
悲しまないで
これはまだ始まりの章
君の物語はこれからも綴られる
真夜中
徹夜すると
いつ真夜中が過ぎたか分からない
寝てると
いつ真夜中が終わったか分からない
~~~乗り遅れ~~~~
愛があれば何でも出来る?
愛がなくても何でも出来る!
君が信じているなら
~~~乗り遅れの発掘 その?~~~~
風に乗って
ふわりと浮かび上がる
青い空をどこまでも行こう
いつかどこかに辿り着くまで
後悔
後から悔いる
そんなことしている暇ないよ
これから先のことを考えなきゃ
って、思う
~~~乗り遅れ、発掘される~~~~~~
カラフル
深紅のバラにも
ピンクのチューリップにも
青いネモフィラにも心惹かれない
色づく君ほど目を奪うものはないから
そんな君に赤くなったり
青くなるのは僕のほう