6/26/2024, 11:13:29 AM
自分は自分のままのつもりなのに
いつの間にか変わっていって
そうこうしている間に
相手も何だか変わっていって
軋轢が積み重なって
会う理由を設定することすら無くなって
あの頃のあなたには
あの頃の私には
もう会えないのだと思う
何故か今ふと
あの頃とあの君を思い出して
繋がるって難しい
結ぶって重い
解くのって淋しい
6/13/2024, 1:55:57 PM
過去も未来も
酸いも甘いも
いろいろな一片が集まって
紫陽花一輪
憂いと憎しみを包んで
雨を待つ
洗い流してくれ
そうして季節が通り過ぎたなら
綺麗さっぱり消えようか
6/6/2024, 12:15:53 PM
事由なく涙が出ることが増えた。
嬉しいこと、楽しいこと、
幸せになって然るべきシーンは
日常に溢れているはずなのに、
何処かに隙があって、
その隙間にジトジトとした
赤黒い気持ちが
蠢いている。
悲しみ憎しみ
妬み嫉み
美しくないものが
私の辺りを渦巻いている。
日々何となく健やかになりきれない
今の私にとって、
最悪とは果たして何だろう。
外見だけの充実を纏った
今の私に、
最悪など存在するのだろうか。
最悪を考えられるのは、
心の余裕と充足あってこそなのかもしれない。
5/17/2024, 1:56:17 PM
私の涙が海になって
月の灯りだけをたよりにして
金と紺しかない世界で
ぷかぷか
ぷかぷか
ずっと漂えたら楽なのに
世界が私をほおっておかないのネ
いつもはあんなに冷たいのに。
5/15/2024, 7:38:02 AM
退勤後の地下鉄
地深くを通る暗がりと
蛍光灯のクリーム色の光の中で
空調の風に誘われて
頭を垂れる人の波
仕事して帰って
帰って仕事して
気づけばまた地下鉄の中
毎日毎日が息をするので精一杯
そういえば気づいた、
食べるものが無い
こんな時間だけどスーパー行かなきゃ
重い身体で動かす自転車
夕日が照らす煌々とした光の中を
湿気と生暖かさを含んだ風に乗って
アスファルトの路をずんずんと