10/4/2024, 4:14:41 PM
誰にも何にも吐き出せない私は
星の無い靄のかかった夜空を背に
独り不埒な踊りを舞い、
悲劇のヒロインを気取り、
とうとうアスファルトの上に倒れ込む。
さよなら世界。
さよなら貴女。
9/15/2024, 2:57:03 AM
いつなん時、なにゆえ、何のために
どう尽きるかも解らない命に、
この世は支配されて動いている
どんなに偉い人だって
どんなにお金持ちな人だって
どんなに悪い人だって
どんなに気に食わない人だって
燃え尽きたら皆同じ屍
揃って物質となるだけ
なのにどうして
皆に平等な命が
恐くて憎くて目障りなのだろう
まだここに居たいと思ったり
このままひっそり灰と化したいと願ったり
何度悩ませば、
命というのは気が済むのだろう
9/8/2024, 3:52:04 PM
見えやすい
分かりやすい
聴こえやすい
表面的なものに踊らされて
私の鼓動は揺らいでは止まる
私は私が生かしたいのに
私を生かしているのは誰なのだろう
8/8/2024, 4:28:55 PM
蝶よ花よ
私の在り処を知らないか
7/1/2024, 4:16:48 PM
叩きついては流れていく
雨 あめ アメ
「わ、すごい雨」
「帰る時もこれじゃ参っちゃうね」
PCの隙間から上司が口々に言う
「案外、悪いものでも無いですよ」
その言葉を飲み込んで帰宅の途につく
「ただいま。」
1人で暮らすようになってから
夜の雨が好きになった
窓から見える水一粒一粒が
私を無条件に受け入れてくれる
「今日は遅かったね」
「雨で電車が混んじゃって」
「何だか悪いね」
「貴方のせいじゃないよ」
雨は私のお話し相手