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4/20/2026, 1:28:08 PM

何もいらない


「天才」

そう呼ばれる人間になりたかった。

100年に1人の逸材だとか、神に愛された人間だとか。

一度でいいからそんなことを言われてみたい。

それさえ貰えるのなら、他には何もいらない。

口先だけで謙虚な言葉を吐き、裏では愉悦に浸ってみたい。

見下したい、持つ者として、持たざる者を。

可哀想ねと、血反吐を吐くような努力をしたって、あんたは此処へは来れないのよと、いつかに私が言われた言葉を、そっくりそのまま返してやりたい。

嗚呼、嗚呼。

私はこんな人間だから、こんな時にだけ神に祈る。

私が天才と呼ばれないのなら、せめて、せめて

この世の全ての偽りの天才を、地獄の底に落としてください。

そうしてもらえるのなら、他には何もいらないから

4/14/2026, 10:55:03 AM

神様へ


私が生きてきたのは、たった十数年にすぎないというのに、世界は随分と発展しました
しかし、何故なのでしょう
昔より、心が満たされる瞬間が減ったと思うのです
それは、世界のせいではないのかもしれません
私が大人になっただけの話なのかもしれません
ただ私は、そのことが酷く哀しいのです
人の心とは、難儀なものですね
幼い頃に焦がれた大人に、私は今なれているでしょうか

4/9/2026, 10:47:32 AM

誰よりも、ずっと


このためなら人生賭けてもいいと思ったんだ
人生だけじゃない
情熱も、時間も、若さも青さも、全部
そう思えるものに出会えたんだ
この気持ちだけは、きっと誰にも負けやしない
他の人から見たら、馬鹿げた夢かもしれない
それでもいいんだ、自分に誇れる自分でいたいから
僕は今、誰よりも幸せだよ

4/5/2026, 10:03:15 AM

星空の下で


星が降る夜に船を出して
抱えきれないほど大きな夢を語り合った
湖面に映った星屑は綺麗で
濃紺のベルベットに、真珠を溢したみたいとあなたは笑った
でもそれよりも、星の映るあなたの瞳の方が美しいだなんて
そんな歯の浮くようなセリフは、私の胸の中に留めておいた

3/28/2026, 3:06:26 PM

見つめられると


あなたに見つめられると、いつも心臓が不規則な音を立てる。
どうしてそんなに愛おしそうに見つめるの?
あなたの瞳に、わたしはどう映っているのかな。
覗いてみたくて、そっと顔を近づける。
勘違いしたあなたに落とされたキスは、幸せな味がした。

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