テーマ:はなればなれ #366
はなればなれになっても
会話してくれる友達がいるっていいな。
引っ越しをして
小学校の時仲の良かった友達と
久しぶりに連絡を取った。
「元気?」「元気だよ〜」
そんな感じで会話は始まり、
「また会いたいなぁ」
で終わる。
話しているときははなればなれじゃない。
距離は遠くても同じ時間に
一緒に時を過ごしているから。
私の趣味のこと、最近の身の回りのこと……
話すとあっという間に過ぎていく時間。
また、会いたい。
今度は顔を合わせて話したい。
※
今日で1年になります。
時というものは早いものです。
今日で1年と言いましたが、
実は2日前くらいが実際1年です。
今日も文章を読んでいただきありがとうございます。
気ままにやっているので良ければ見ていってください。
誰かの一日の最後に明日の励みになるような文章を。
by 狼星
テーマ:子猫 #365
子猫を拾った。
小さい体で精一杯母猫を呼んでいた。
しかし近くに母猫らしき猫はいない。
冷たい雨の中、このままでは死んでしまう。
そう思って家に持って帰ってきたものの、
生まれてこの方、
猫を買っていた経験がない。
友達に言ったら笑われた。
なんでそんなことをしたんだ、と。
でもそう言ってからハッとなった。
そうか、お前も似たものだったからか。
そう気がついたのだろう。
私もまた、
捨てられた子猫のようなものだった。
幼少期の話だが。
だから放っておけなかったのかもしれない。
雨に濡れながら母を呼ぶ子猫を。
テーマ:秋風 #364
秋風が走っている私の頬に冷たく靡く。
持久走って寒いし、走ったあと喉痛くなるし、
疲れるし、足痛くなるし、嫌いだ。
でも、やりきったという達成感が憎いほどある。
それがいつも悔しいほど感じてしまうから、
楽しいと思ってしまう。
好きにはなれない。
でもだからといって大嫌いじゃない。
複雑だ。
テーマ:また会いましょう #363
あなたのことを思うとなかなか夢から覚められないの。
でもね、
また会いましょうって言ってくれたから。
また今日も頑張って会いに行くから。
だから、
待っていてね。
私とあなた、
二人だけの約束の言葉。
『また会いましょう』
テーマ:スリル #362
「アタシ、スリルが欲しいの」
初めてカジノであったお兄さんはそう言うと
手に持っていたサイコロを手でもて遊び始めた。
「ねぇ、あなた。アタシと楽しいゲームをしましょう?」
突然お兄さんはサイコロで遊ぶのをやめ、
私の手を握る。
私は戸惑いながらも笑顔を崩さなかった。
もういない、私とママの唯一の約束だから。
「こんな嘘だらけの場所はもうウンザリ。
アタシ外の世界で自由に生きたい」
なんでだろう。
このお兄さんは不思議。
なんだか私を変えてくれる気がした。
このタイクツな日常を覆してくれるような――
※♡4400ありがとうございます