狼星

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6/28/2023, 1:16:13 PM

テーマ:夏 #227

夏が始まる。
プール開きが早くも始まった。
かと思えば暑い日々。
授業で寝る人続出、
体調不良者続出……。
夏バテ、
熱中症……。
気をつけないといけないことが山ほどある。
私の学校生活最後の夏が
今、始まる……

6/27/2023, 12:16:06 PM

テーマ:ここではないどこか #226

推し様がグループを卒業してしまうらしい。
そんな報道を見たのは昨日の夜のことだった。
ライブが開催されても
高校生の私は実際にあったことはなかった。
推し様にあったのは4年前。
グループの動画がおすすめに出てきたのがきっかけだ。
それからずっと推し様のことを応援してきた。
すぐに卒業というわけではないのが
今の私の心の支えとなっている。
推し様がいなくなったグループはどうなるの?
とか
推し様はグループを抜けても公に出てくれるの?
とか
いろんな不安があった。
でも
ここではないどこかに行ってしまうのは確かで……。
私は一人のファンでしかない。
推し様には声も届かない。
でも
胸を締め付けられるような感覚が私の中にあって……。
こんなの初めてだ。
推し様がいなくなってしまう前にライブに行きたい。
ライブに行って、推し様を間近で見て、
会って、話せるんだったら話したい。
少しの時間でもいい。
そして伝えたい。
ありがとうって。
私はあなたを推してよかったって。
あなたのファンでよかったって。
そう伝えたい。

6/26/2023, 11:15:14 AM

テーマ:君と最後に会った日 #225

急に煙幕が張られる。
皆慌てふためいている。
時間だ。
僕は警備服を翻す。
『この変身いるかなぁ……』
『そっちのほうが絶対見栄えいいって』
僕の耳に声が聞こえる。
情報屋+指示役、彼の名前はルーマ。
『さ、早く盗っちゃいな』
『はいはい』
僕は硝子を触るとそれのハッキングを
ルーマが遠隔で解除する。
俺はそれを盗り帰るだけだ。
その時
「お前が最近、夜を騒がす怪盗か」
チッ、後は帰るだけなのに、誰だ。
俺はマントで顔を隠す。

これは君と最後に会った日。
そして君と最初に会った日だ。

6/25/2023, 11:42:08 AM

テーマ:繊細な花 #224

俺はどこにでもいるただの警備員だ。
今日警備に当てられた作品はら
硝子でできた繊細な花だった。
どこにでもいるただの警備員の俺に
なぜこんな重要な役目を任せられたのか、
自分にもよくわからない。
人手不足なのだろうか……。

最近ある怪盗が、
この街の宝を次々に奪っているらしい。
怪盗といっているがやっていることは盗賊と同じ。
今回の狙いはこの繊細な花らしいが……。
怪盗は少々手荒なこともあるだろう。
こんなに壊れやすい硝子の花を奪えるわけがない。
そんなことを思っていた。

予告状が来ていたらしく、
その予定時間周辺になると
警備の目が一層強くなる。
そんなにやばいやつなのか?
俺はそんなことを思いながらいつも通り警備をしていた。
が、その時ーー

6/24/2023, 1:40:28 PM

テーマ:1年後 #223

1年後、
私はどうしているだろう。
明日のこともわからないのに、
1年後のことなんてもっとわからない。
今生きることが精一杯で、
未来のことなんて考えられない。
でも
平和に生きられる日常が
大切な人と生きられる時間が
過ごせていられたらいいなと思う。

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