狼星

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テーマ:繊細な花 #224

俺はどこにでもいるただの警備員だ。
今日警備に当てられた作品はら
硝子でできた繊細な花だった。
どこにでもいるただの警備員の俺に
なぜこんな重要な役目を任せられたのか、
自分にもよくわからない。
人手不足なのだろうか……。

最近ある怪盗が、
この街の宝を次々に奪っているらしい。
怪盗といっているがやっていることは盗賊と同じ。
今回の狙いはこの繊細な花らしいが……。
怪盗は少々手荒なこともあるだろう。
こんなに壊れやすい硝子の花を奪えるわけがない。
そんなことを思っていた。

予告状が来ていたらしく、
その予定時間周辺になると
警備の目が一層強くなる。
そんなにやばいやつなのか?
俺はそんなことを思いながらいつも通り警備をしていた。
が、その時ーー

6/25/2023, 11:42:08 AM