織田

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1/30/2026, 11:46:43 AM

気まぐれに見つけた静かな木

誰も知らない隠れた小道に
ひっそり優しく立っていた

綺麗な葉っぱを見つけて
こっそりそっと、声を吹き込む

“天気がいいね”
“いつ会えるかな”

しっかり包んでこぼさないように

それから優しく吹き抜ける風に
そっと乗せて送り届ける

遠い遠い、大切な人へ

毎日毎日届ける手紙

きらきらの緑の葉っぱは
きっと今頃、とあるお家の扉の前へ

遠く遠くへ、飛んでいけ

1/27/2026, 1:05:25 PM

あなたは優しい

優しいから、やめろとは言わない
ただ誘うだけ

“今夜いつもの店に行くけど、来るか?”

どんなに私が悩んで
いやでいやで消えてしまいたくても

今夜、消えてしまおうと決めていても

無責任に止めるなんてしなくて

ただ、“次” をくれるだけ

そんな優しさが暖かくて
終わりよりも魅力的で

また欲望に負けて延期する

手すりにかかっていた手は

今夜、いつもの店のドアを押していた

1/14/2026, 8:36:55 AM

最近あなたを夢に見る

いつも隣にいた、傍にいた、
大切なあなたが出てくる夢

ひとつひとつの空気感が
あなたの存在をつくるすべての要素が
愛おしくて

あなたの足音
あなたの髪
あなたの呼吸
あなたの声

私の名前を呼ぶ、声

笑いあっていた
今までなんてどうでもよくなるぐらい
大好きで大切なその一瞬

暖かい空気の中
また明日、おやすみ
と声を掛けた

あなたは
おやすみ、また明日
と返した

嬉しくて愛おしくて

起きたら
夢は覚めていた

昨日隣で眠ったあなたは
とっくの昔に長い眠りについていた

魔法が溶けた朝の4時

おはよう、愛してる

1/12/2026, 11:42:49 AM

風のように過ぎ去る月日
振り返ればずっと遠くにある昨日

自分がどこにいるのかもわからないような
忙しさという渦の中に溺れてしまいそうで

必死に走りきった時間

ふいに仕事が終わって
ふいに休みが始まった

あれほど疲れていたのに
世界中の誰よりも速く走って帰った

自然に笑みがこぼれる

走って走って、階段を駆け上がり
急いで扉を開けた

“ただいま”

やわらかい空気は私を出迎え
私をそのまま飲み込んだ

束の間の休息
ずっとこのまま

1/10/2026, 12:16:55 PM

届くようで届かない距離感が
ずっともどかしかった

ずっと先を歩くあなたが
私の道だったのに
ふと途切れた道しるべ

縮まらないはずの差が
あなたが不意に歩みを止めたから

あれだけ焦がれた背中が
追いつきたかった場所が
近づいてくるのが怖くなるなんて

もう歩きたくなんてないのに

夜が明ける
薄暗い部屋で朝を見る

やっと同い歳
二十歳

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