織田

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1/14/2026, 8:36:55 AM

最近あなたを夢に見る

いつも隣にいた、傍にいた、
大切なあなたが出てくる夢

ひとつひとつの空気感が
あなたの存在をつくるすべての要素が
愛おしくて

あなたの足音
あなたの髪
あなたの呼吸
あなたの声

私の名前を呼ぶ、声

笑いあっていた
今までなんてどうでもよくなるぐらい
大好きで大切なその一瞬

暖かい空気の中
また明日、おやすみ
と声を掛けた

あなたは
おやすみ、また明日
と返した

嬉しくて愛おしくて

起きたら
夢は覚めていた

昨日隣で眠ったあなたは
とっくの昔に長い眠りについていた

魔法が溶けた朝の4時

おはよう、愛してる

1/12/2026, 11:42:49 AM

風のように過ぎ去る月日
振り返ればずっと遠くにある昨日

自分がどこにいるのかもわからないような
忙しさという渦の中に溺れてしまいそうで

必死に走りきった時間

ふいに仕事が終わって
ふいに休みが始まった

あれほど疲れていたのに
世界中の誰よりも速く走って帰った

自然に笑みがこぼれる

走って走って、階段を駆け上がり
急いで扉を開けた

“ただいま”

やわらかい空気は私を出迎え
私をそのまま飲み込んだ

束の間の休息
ずっとこのまま

1/10/2026, 12:16:55 PM

届くようで届かない距離感が
ずっともどかしかった

ずっと先を歩くあなたが
私の道だったのに
ふと途切れた道しるべ

縮まらないはずの差が
あなたが不意に歩みを止めたから

あれだけ焦がれた背中が
追いつきたかった場所が
近づいてくるのが怖くなるなんて

もう歩きたくなんてないのに

夜が明ける
薄暗い部屋で朝を見る

やっと同い歳
二十歳

11/10/2025, 2:31:02 PM

月明かりの下、手紙を書いた

大好きな人、お元気ですか
大切な友人、お元気ですか

私は今、あなたがたのことを考えています

揺らぐカーテンが冷気を運び
私の手元を狂わせる

何を書くとも決めていないけど
私は今、あなたがたのことを考えています

震える文字は、やがて滲んで
インク溜りと水溜まり

お元気ですか、お元気ですか
元気なわけがないのにね

愛する方々よ、お眠りください

そろそろ雪が、降るそうです
寒いでしょうけど、寂しいでしょうけど、

私は毎日行きますよ
毎日話しに行きますよ

今日は寒くて、飲んだんです
たったひとりで、飲んだんです

本当に寂しいのは、私です

大好きな人、大切な友人
お元気ですか、お元気ですか

11/8/2025, 2:05:38 PM

真冬、川で遊んでいた。
冷えた流れが指先を鈍らせる。
でも僕は構わず水をすくっていた。
すくった水に、小さな感触があった。

水は手のひらからじゃぶじゃぶとこぼれ落ちた。
まだ感触はあった。
透明、な何かだ。

この17年、本物の“透明”を見たことはなかった。
僕の知識が浅かったようだ。

世間の透明は半透明で、この透明こそが本物だった。

僕も“透明”であれば、
半透明でなければ、
この状況にはならなかった。“透明”に出会えなかった。
まるで哲学だ。

さて透明は、何なのか。
触覚だけに集中した。

触り心地は、いい。
やわらかくあたたかい。
すべすべしてふわふわしている。

指をすべらせ形をなぞる。

いやまてあたたかい?
真冬の川から拾ったのに?

これまた僕の知識は浅かったらしい。

さて形をなぞった。
これは羽根。透明な羽根。

誰の羽だろう、透明な羽根。
天使かな、天使かもしれない。
この川には天使がいる。

なんてこった、必然だったらしい。

僕は川に飛び込んだ。
真冬の川に。
でも大丈夫、あたたかい。

透明な羽根、僕のもの。

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