織田

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4/27/2026, 2:31:11 PM

生きる意味なんてものは
随分前から持ち合わせておらず

強いて言うなら
死ぬために生きてる、そんな程度だ

だらだらと時間が過ぎるのを待つ
時計の針が弾む音を
何時間でも聞いている

大体決まった時間になると
鍵の音と、がさがさ荷物の音と、
貴方が一斉に入ってきて
甲斐甲斐しく世話を焼いて

その時間は嫌いではなくて
その時間は針の音は聞こえない

でも、暫く、どれぐらい経ったかは知らないが、
貴方は帰ると言ってしまって

またがさがさの荷物と、鍵の音と、
それから時計の針の音がして

時計の音はいつもよりも一層鋭く聞こえて
しばらく耳を塞いで過ごす

生きる意味なんてものは
随分前から持ち合わせていないが

強いて言うなら
時計の音を聞かない、だ

4/17/2026, 11:02:02 AM

ふんわりとした春の空気が
私たちをつつみこむ

花見も終わって
ほろ酔いのなか
桜道を帰った

ふと強い風が吹いて
前を歩く貴方を花吹雪がおおった

はにかみながら振り返った貴方は
どこか浮世離れして
桜に連れ去られるような気がして

酔いなんて忘れて
夢中で貴方を掴んだ

貴方はとたんにかたちを崩し
手の中には花びらが

貴方は舞い散り
酔いは覚めた

貴方は貴方は
誰そ彼

4/12/2026, 12:22:30 PM

夏の青い広い空の下
何処までも続く広い海を見ながら
君の隣に腰掛けた

なんでも空の上には
天国というものがあるらしいよ

そう君は言っていた

それなら
こんなにも空が眩しいのは
君のせいか

思わず目を細めた
それでも眩しくって
結局目を逸らした

無機質な石に
もたれかかって
体重を預ける

君は今
こんなにも近いのに
あんなに遠い空に居るって?

4/3/2026, 1:41:46 PM

ひとつだけ、君に願うこと
君が幸せでいること

ひとつだけ、私に願うこと
彼を幸せにすること

3/28/2026, 11:27:36 AM

あなたの瞳に見つめられると
僕は深い海を連想する

ずっと深くて、飲み込まれそうで、
その掴めない感情が
なんだか 心が落ち着かなくなる

どうしてどうして あなたは
そんな美しい瞳を手に入れたのか
母君も父君もただの目なのに

いつ見てもあなたの瞳は
まっすぐ静かに、こちらを見ている

そんな瞳に、
飲み込まれる
吸い込まれる
誘い込まれる

触りたい

指があなたの頬に 手を伸ばす

気づいた時には
あなたの頬に手があって
あなたの瞳が目の前で

あっという間に食べられた。

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