北野レイ

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3/17/2025, 10:58:09 AM

叶わぬ夢

中学生の頃だろうか、小説家になりたいと思った。
でも、それは叶わぬ夢だ。
中学生にもなると自分の実力は大体分かってくる。
それでも30代の今、その夢は叶わぬ夢ではなく、叶えたい夢になった。

何故だろうと考えた。

子供が出来て、私が誇れるもの、何か自慢出来るもの、そういうものが一つでもほしいと思ったからから。

私の中で唯一褒められたのが、文章力があるということ。
話を文章でまとめることは他の人よりは得意かもしれない。
その代わり、他のことは何をやっても上手くいかない。
だから、私はそれを伸ばすことにした。

とはいえ、ブランクもあるし、そもそも長編はまだ書けるほどの実力はない。

それに、私は元々ショートショートストーリーや、短編が好きだ。
短い文章の中で伝えたいことを上手く伝えるほうが楽しい。

今はショートショートや短編のコンテストをひたすら探して、お題や、〆切、文字数など最低限の情報をまとめた。
それを書いていこうと思っている。
すぐに結果は出ないとは思う。
でも、やれるだけのことはやりたい。

2/23/2025, 3:58:09 PM

魔法
この世界には魔法なんて便利はものはない。
ただ、魔法みたいなものなら沢山ある。
例えば、愛しい君が嬉しそうに笑ったとき。
落ち込んだときに誰かがそっと寄り添ってくれたとき。
この世界にある魔法は、手に入れるのは簡単そうで難しい。
自分自身もこの魔法を使えるようになりたいし、そうすることで、誰かがまた私に魔法を掛けてくれるはずだ。

2/20/2025, 2:55:42 AM

あなたは誰?

あなたは誰?
私を殴るあなたは誰?
いつもの優しい声掛けや、微笑みはどうしたの?
きっと誰か乗り移ってるのね。
私は口の中に広がる鉄の味に、そう思い込むことにした。
だって、こんなの私が惨めなだけじゃないの。
周りから見たら仲良しな家族のはずなのに。

2/17/2025, 2:21:05 PM

輝き

毎日キラキラの目をして、あれはなに?これはなに?あっち行きたい!こっち行きたい!遊んで遊んで!抱っこ!だっこ!
そういう君の目は本当に輝いていて、何をしてても楽しそうだ。
願わくば、この輝きが10年、20年経っても失われないように、私は守りたい。

2/16/2025, 12:24:57 PM

時間よ止まれ

「時間よ、止まえ!」
3歳の娘が時計に向かって叫んだ。
「急にどうしたの?」
パパは不思議そうに娘に問い掛ける。
「時計、止まったら、パパともっとお遊びできるでちょ?」
どうやら娘は時計が止まったら、時間も止まると思ってるらしい。
「…そうだな、パパもっと娘ちゃんと遊べるように時間作るよ」
パパは娘の言葉に目頭が熱くなるのを堪えながらそう言った。

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