「37度2分」
夕方くらいから身体に熱っぽさを感じて、帰ってきてから熱を測ると、やはり微熱あり。
一人暮らしの自分の家に体温計があるのが意外だったが、以前に付き合っていた彼女と一緒に購入したものであったことで納得。
付き合い始めは、うまくいってたのに、楽しかったこともあったのに、なぜ別れてしまったんだろう。
・・あのトキメキも微熱だったのかな。
身体が弱っているせいか、なんだか悲しくなり、涙がポロリ。
早く寝よ。
燦々と輝く太陽の下で、私は青い芝生の上に寝転ぶ。
今日は良い陽気だ。
先ほど昼ごはんを食べたばかりで、心地よい睡魔が私を襲う。
たまに吹く風が気持ちいい。
私がウトウトしていると隣に人の気配がする。
『なんだよ、もう少しこのままでいさせてくれよ』
心の中で、そう呟く。
「ねえ、次の講義始まっちゃうよ」
聞き覚えのある声に薄目を開ける。
眩しい笑顔がこちらを見ている。
ドギマギしながら思う。
『ああ、これが本当の太陽の下だ』
そして続けて、こう思う。
『もう焦げて、溶けちまうよ』
ちくちくしているから、あまり好きではない「セーター」
私はスウェット派、タオル的な感じが良いんだよね
最近は、ちくちくが、あまり気にならないものもあるけれど
やっぱりセーターのイメージは、暖かくて、ちくちく
「落ちていく」
私の経験上、この表現に一番近いのは、「人を好きになること」ではないだろうか
決して悪いことではなく、むしろ幸せなことなのだけれど、「落ちていく」感覚なのだ
落ちて、落ちて、また落ちて、いつになったら上がってくるのだろうと思うのだけれど、不思議と上がってくるものなんだな
最初は他人だったはずなのに、
いつのまにか、自然と重なる関係になっている
「夫婦」
時代の多様性で熟年離婚なんかも、よく見るけれど、
私は貴女と添い遂げたい
そのためには、気の利く人間にならないとね