燦々と輝く太陽の下で、私は青い芝生の上に寝転ぶ。
今日は良い陽気だ。
先ほど昼ごはんを食べたばかりで、心地よい睡魔が私を襲う。
たまに吹く風が気持ちいい。
私がウトウトしていると隣に人の気配がする。
『なんだよ、もう少しこのままでいさせてくれよ』
心の中で、そう呟く。
「ねえ、次の講義始まっちゃうよ」
聞き覚えのある声に薄目を開ける。
眩しい笑顔がこちらを見ている。
ドギマギしながら思う。
『ああ、これが本当の太陽の下だ』
そして続けて、こう思う。
『もう焦げて、溶けちまうよ』
11/25/2024, 12:08:45 PM