1/3/2026, 10:38:48 AM
【日の出】
夜が明けまして、
日が登りました。
待ちに待って、今ようやく、
ゆっくり、ゆっくりと
さんどうを歩むような速度で。
おめでとう御座います。
夜が明けまして、
日が登りました。
12/29/2025, 1:48:44 PM
【静かな終わり】
はっとして、ぴたりと手を止める。
ここにはもう、何もない。
先程まで色鮮やかに情景が浮かんできたけれど、
終わってみると、存外あっけないものである。
ただここには、
はらりと紙をめくる音と、
ふんわりとした喪失感だけが残っている。
『そうか、終わってしまったんだね。』
普段の呼吸よりもほんの僅かに大袈裟な息を吐いた。
珈琲を一口、本を閉じて、目を瞑る───。
12/28/2025, 12:56:48 PM
【心の旅路】
その道を自由に歩いていくと、
とある一族と出会った。
彼らは皆が一斉に喋るので、
私は聞き取ることができずに、ただ頷いていた。
彼かが満足した頃には、
私は彼らの話すことの一部を理解することができるようになっていた。
彼らは目に見えない贈り物をくれた。
しかし同時に、疲労感も襲ってくる。
少し休憩して、
もう一度自由に足を進めていくことにした。
どちらにせよ、
とうに帰ることの出来ない場所までやって来たのだから。
あとは進むだけ。
12/26/2025, 2:53:56 PM
【雪明かりの夜】
一年前と同じように
白い粉雪が舞い落ちる。
ちらりと外に目を向けると
平凡な街灯に照らされた雪が
きらきらと、
きらきらと輝いている。
まるでほたるのようだと思った。
12/24/2025, 8:03:23 AM
【揺れるキャンドル】
歌声と手拍子につつまれて
同じリズムで揺れるキャンドル。
真ん中の1人が、大きく息を吸って吐く。
キャンドルは無抵抗のまま
大きく揺れて、光を失う。
部屋に灯りがともる。
今日も誰かの誕生日。
どこかの誰かへ、おめでとう。