「1000年先はどうなっているのか。」
1.世界が滅んでいる。
1000年先の僕はいなかった。すでに地球温暖化が進み止められなくなっていた。
解説
地球温暖化はこのまま進むと手遅れになる。その理由として地球温暖化がこれ以上進むと、地球温暖化の改善ができなくなるのである。いくら努力をしても地球温暖化は進んでしまう世界になってしまう。
これらを解決するのはカーボンニュートラルと言われている。
1000年先の僕はいなかった。食べるものが無くなっていたらしい。
解説
日本では人口現象が騒がれているが、実は世界では人口が増えている。そしてこのまま増え続けると近い未来では食料が不足する事態になる。これらを解決するのはソサエティ5.0と言われている。
「ブランコ」
少し頑張って少し上にいく。
とにかく頑張って少しでも上にいく。
そんなブランコが好きだ。
ーー4月ーー
新学期が始まった。勝負の年だ。
そう言うのも今年は受験生だ。入試は2月。残り10ヶ月で少しでも上を目指す。少しでも得点を多く取れるように……
ーー5月ーー
なんだかんだ言って受験を経験していない僕からしたら、どうすればいいのか分からない。
中2の時初めて塾に通って、やっと良い勉強法を見つけた。それまでは適当にノートに重要用語を書いて終わっていた。
良い勉強法を知らなかった僕は何が勉強かもあまり知らなかった。
それと同じ状況が今起こっている。受験を経験したことがないから、何もすればいいか全くわからない。
ーー6月ーー
徐々に塾や学校から内申の話が出てきた。けどやっぱり分からない。内申が大事なのは分かってるのに、心のどこかで舐めている自分がいる。
ーー7月ーー
今思えば、今この状況は中2の頃と変わらない。受験だからといっても僕は何も変われなかった。
ーー8月ーー
夏期講習。そこでやっと気づいた。塾長からの話で僕のすべてが目覚めたように感じた。
ーー9月ーー
後半戦だ。前半戦では何も変われなかった。でも今は違う。変わったんだ。心の中にあったサボりたいという気持ちも無くなった。全部受験の気持ちに変わった。
ーー10月ーー
「このままじゃキツい」
たった一言で人はこんなに変われるだなんて知らなかった。
その一言を聞いてから、より頑張った。
ーー11月ーー
過去は変わらない。それが今分かった。内申は全く足りていない。
ーー12月ーー
少し勢いをつけて上へ行こうとした。でも変わらなかった。そんなブランコだった。
ーー1月ーー
「キツい」
そっか。結局僕は心のどこかで舐めていたんだ。もっと頑張れるだろ。
ーー2月ーー
勉強。この一心。すべてを注いだ。
ーー2月下旬ーー
少し勢いをつけて上へ行こうした。今回は前と違かった。
上へ行くことができた。
そんなブランコだった。
「旅路の果てに」
何か目標を決め、それを達成した時はすごく嬉しい。
じゃあ将来の夢を決めて叶えることができたらどうなるだろう。
きっと嬉しいどころではないだろう。
そう。これは僕にとって少しだけ勇気を振り絞った小さい冒険。
僕は中学校の頃から将来の夢を決めている。
といっても職業とかじゃない。とある場所に行くことだ。
いつか自分で稼いだお金で、その場所まで行く。これが将来の夢だ。
ある時、僕はその場所に一目惚れした。自然豊かで、今まで見たことがなかった。
そして絶対に行ってやる。そこに行くまでは死ねない。そう思った。
ーー数年後ーー
東京駅から目的地まで新幹線に乗る。
やっとこの時がきた。このために何年も何年も頑張ったんだ。
新幹線を降り、次は船に乗る。
もう涙が出そうだ。子供の頃からの夢を叶えるというのはこんなにすごいことなのか……
そして目的地に着いた。
そこには今まで見たことがない程の美しい景色が広がっていた。
それになぜかより輝いて見える。
なんでだろう……
その後はひたすらずっと、この場所を満喫した。
ーー数時間後ーー
そういえば今日は夏祭りだったな。
どうせ行くなら夏祭りが良い。そう思っていたんだ。
『バーン』
花火の音が全体に広がる。
この花火は長い時間をかけてやっと来てくれた僕への感謝の印。
そう思いながら花火を見続けた。
完結。
あとがき。
実際この物語を読んでも何も分からない思います。だからこそ分かるようになるまで、人生を楽しんでほしいです。人生は楽しんだものがちです。将来の夢でもなんでもいいので目標を決めてください。そしてそれを達成した時大きな感動が心に届きます。
20XX年を生きてる私からあなたへの手紙。
すべて今から行動しなくてはならない。
地球温暖化。
このままだと地球温暖化によって色んな人が苦しむよ。ある人は自分の住んでいる場所が海に沈み、ある動物は暮らしていた場所が溶けて無くなり、ある人は暑さに苦しむ。
すべては今から行動しなくてはならない。
食料不足。
ある人は食べ物が高くて買えず、ある人は食べ物を作っているのに食べられず、世界の人々は生産されている食べ物の3分の1を捨て、数年後には本格的に食べ物が無くなる。
食べる物が無くなり飢え、食べ物を巡って戦争をする。
そんな未来は嫌だ。だったら変えよう。
世界を。
これは世界をまだ変えれることができる時代へ送る手紙。
ここは僕が生まれ育った街。
この街は20XX年に放送されたアニメの舞台で、よく聖地巡礼目的で観光客がやってくる。
確かにこの街は良い所がたくさんあると思う。
でも『そこまでか?』と思うときがある。
ある時聖地巡礼をしにきた1人の男性と出会った。
その男性は、そのアニメを見てから人生が変わったらしい。
そしてアニメのお陰で、この世界で1番良い街に出会ったという。
それがこの街だ。
僕自身、今まで過ごしてみてそんな風に思ったことなど1回も無い。
すると男性は言った。
「身近なものこそ良さを見つけにくいんだよ。自分はただの空き地だと思っていた場所は、子供たちからしたら、とても素敵な場所なのかもしれない。この街だってそうさ。君にとって何も無い普通の街に見えるかもしれないけど、僕にとってはこの街の全部が輝いて見えるんだよ」
僕はとりあえず頷いた。正直全く分からない。
「せっかくだから君に1つ、オススメのアニメでも紹介しようかな」
すると男性はリュックから複数のDVDを取り出した。
「いつもそんなに持ち歩いてるんですか?」
「いや今回だけだよ。聖地巡礼した時にアニメを見返せば、ここがあそこか!ってなって楽しんだよ」
「はい。これどうぞ」
男性は1つのDVDを僕に渡した。
「これは日常系のアニメで面白いよ。君くらいの年は結構ラブコメとか好きなんじゃない?」
確かに僕の学年は漫画やアニメでラブコメを読む男子もいる。
でも僕はあまり興味が無かった。
「僕あまり興味なくて……」
「何事も興味がないで終わらせちゃダメだよ。新しいものに出会えば出会うほど、人生は楽しくなるからね」
そしてその言葉を聞いてから5年が経った。
あの後アニメを見てドハマりした。まさかこれほど面白いとは。
そのアニメを見てから人生が変わった。
アニメを好きになって、今度はアニメの声優が好きになった。
そしてそのアニメの舞台の街も好きになった。
いつか仕事してお金貯めて絶対にあの街へ行く。それはいつしか将来の夢になっていた。
そして就職しお金を貯め、僕は無事に聖地巡礼をすることができた。
「ここがあのアニメの舞台か……」
今にも涙が溢れそうだ。
数年前あの1人の男性に出会ってからすべてが変わった。いや男性が変えてくれたんだ。
街を歩きながら今までの思い出を振り返っていると……
「お兄さん何かこの街に用でもあるの?」
1人の中学生が話しかけてきた。
「聖地巡礼をね」
「こんな街に?」
「君も好きなものがあるだろう?でも他の人はそれを良い評価をしないかもしれない。人によって価値観は変わるんだよ」
「ふーん」
「君もなにか好きなものから興味を広げてみな」
「例えばアニメが好きだったら、そのアニメの声優さん、アニメの舞台、なんならアニメーションとか色々興味を広げられる。興味がないで何もかも終わらせないで。自分の世界を広げればきっと楽しいよ」
この言葉は色んな人に届いてほしい。そういう願いを込めた言葉だった。
完結