Mots

Open App

「旅路の果てに」

何か目標を決め、それを達成した時はすごく嬉しい。

じゃあ将来の夢を決めて叶えることができたらどうなるだろう。

きっと嬉しいどころではないだろう。

そう。これは僕にとって少しだけ勇気を振り絞った小さい冒険。





僕は中学校の頃から将来の夢を決めている。

といっても職業とかじゃない。とある場所に行くことだ。

いつか自分で稼いだお金で、その場所まで行く。これが将来の夢だ。

ある時、僕はその場所に一目惚れした。自然豊かで、今まで見たことがなかった。

そして絶対に行ってやる。そこに行くまでは死ねない。そう思った。


ーー数年後ーー

東京駅から目的地まで新幹線に乗る。

やっとこの時がきた。このために何年も何年も頑張ったんだ。

新幹線を降り、次は船に乗る。

もう涙が出そうだ。子供の頃からの夢を叶えるというのはこんなにすごいことなのか……

そして目的地に着いた。

そこには今まで見たことがない程の美しい景色が広がっていた。

それになぜかより輝いて見える。

なんでだろう……

その後はひたすらずっと、この場所を満喫した。


ーー数時間後ーー

そういえば今日は夏祭りだったな。

どうせ行くなら夏祭りが良い。そう思っていたんだ。

『バーン』

花火の音が全体に広がる。

この花火は長い時間をかけてやっと来てくれた僕への感謝の印。

そう思いながら花火を見続けた。

完結。






あとがき。

実際この物語を読んでも何も分からない思います。だからこそ分かるようになるまで、人生を楽しんでほしいです。人生は楽しんだものがちです。将来の夢でもなんでもいいので目標を決めてください。そしてそれを達成した時大きな感動が心に届きます。

1/31/2023, 10:37:12 AM