しののめ

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10/8/2024, 10:57:00 PM

 仕事や勉強 作業の後の
 菓子や飲み物は
 食事とは違った美味しさがある

 何もしないで飲み食いするのと
 何かしらをした後の飲み食いとは
 満足度が違う

 労働後の一杯は格別 という
 言葉があるくらいだ

 きっと
 脳の労力消耗の他にも
 精神的や気持ち的なものも
 あるだろう

 なんだか色々考えていたら
 何か飲みたくなってきた

 温かい紅茶か珈琲か
 菓子はどうしようか

【束の間の休息】

10/7/2024, 3:50:39 PM

 深呼吸をして
 扉の前へ立つ

 大丈夫大丈夫
 浮いてはいない

 事前に下調べはしたんだし

 そう 自分に言い聞かせて
 
 ずっと来てみたかった
 この喫茶店

 寡黙な店主は 優しいらしく

 珈琲とサンドイッチが
 美味しいらしい

 大丈夫 大丈夫
 初見でも

 もう一度 息を深く吸って
 吐いたと同時に
 ドアノブを握り
 扉を開いた

【力を込めて】

10/6/2024, 10:53:23 PM

 思い入れのある場所へ行くと
 ふと 思い出に浸り
 少し胸が寒くなる

 良いことも悲しいことも
 全てノスタルジーに
 溶けていく

 小さい頃 歩いたあの道
 週に何回も通った あの場所
 今はもうない あの店
 上京して過ごした あの街

 込み上げるこの正体を
 受け止めには まだ脆い

【過ぎた日を想う】



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 沢山の方が見てくださっていて大変有り難い。
 このアプリの、気軽に書ける手軽さと、他の方とのの距離感が心地よくて、長く続けられている。これからも見かけましたらよろしくお願いいたします。

10/4/2024, 11:49:34 AM

 これは夢で
 ここは花園

 蝶々が舞う
 ひらりひらりと
 
 遠くで鳥が囀る
 誰かを呼んでいるのか

 真ん中にはティーセット
 ここの主役だ

 ポットを高くあげて
 紅茶を注ぐのは
 白い燕尾服を着た青年
 頭には兎のような耳がついている

 青年がにこり、と微笑み
 こちらに気づく
 
 注ぎ終えたポットを
 テーブルに置いて
 お茶会へと誘う

 ゆっくりお茶と菓子を楽しんで
 それから
 

【踊りませんか?】

10/3/2024, 10:40:34 PM

 いつも通る道の途中に
 春から夏にかけて
 燕が巣を作る

 毎年 微妙に場所を変えていて
 去年はあの家
 その前の年はあの家

 今年もやってきて
 そして巣立っていった

 秋になろうとする今が
 少しさみしい

 また来年の春に

 【巡り会えたら】

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