Open App
5/28/2025, 11:19:00 AM

さらさらの君の髪が、
枕にさらさらと流れる。



そばにあるその髪に、
触れたい、と思ってしまって、
気づけば指を通していた。


すぐ我にかえって手を引く。
眠っている君を起こさないように、「ごめん」と呟く。
そうしたら眠っていたはずの君が口を開いて、
「嫌だったら、同じ布団に入る気なんてさらさらない」と言った。



【さらさら】

_____
このアプリで話を書き始めて、今日で2年です。
3年目もよろしくお願いします。

5/27/2025, 11:06:57 AM

これで最後。最初で最後だから、
一度だけ、あなたを抱き締めることを許してほしい。











ごめんね


【これで最後】

5/26/2025, 10:59:08 AM

人、動植物、物。
自分の大切な存在に名前をつける人はこの世にあふれるほどいる。





逆に考えたんだ。



自分が名前をつけた存在は、自分にとって大切なものになると。

少なくとも、オレはそう思ってる。
実際、そうなったから。


この国で一番多い名前のオレ。
二番目に多い名前のアイツ。
なんでも「一番」が好きなオレは、そうやって二人分の名前をつけたが、その「二番目」のアイツは、気づけばオレの「一番」大事な存在になっていた。

オレの中の「一番」がオレじゃないのは、ちょっと悔しかったりする。
でもそれ以上にアイツが誇らしいし、愛おしい。


オレがアイツに名前をつけて呼んだあの日から、きっとそうなることは決まっていたんだろう。




【君の名前を呼んだ日】

5/25/2025, 11:01:17 AM

土砂降りの、くぐもった雨音に家中が包まれるあの瞬間。
音と水が壁となり、自分を守ってくれているような気になれる、あの瞬間。

あの瞬間が、安らぎ。



【やさしい雨音】

5/24/2025, 11:10:40 AM

もういないあの子の美しい歌声が響き渡る夢を見るんだ。


【歌】

Next