1/14/2025, 11:25:49 AM
「ごめんな」
と呟く。
目の前には、俺の『養分』となることを決めた男の首筋。
「いいから、早く」
『養分』は、俺の頭を首に寄せ、催促する。
「うん………いただきます」
そして。
そっと、白い首筋に牙を埋めた。
【そっと】
______
ごちそうさまでした。
1/13/2025, 11:38:18 AM
『未だ見ぬ景色を、大切な人と共に』
という謳い文句のチラシを作りながら、そんな人、自分にはいねえなと、一人落ち込んだ、あの悲しき夜。
【まだ見ぬ景色】
1/12/2025, 10:39:26 AM
なんか、いい夢を見た気がする。
酔ってたから、よく覚えてないんだけど。
君が、やけに優しかったんだ。
甘えるのも許してくれた。優しい言葉をたくさんかけてくれた。
ずっと、そばにいてくれた。
あの夢のつづきを、現実で見たいんだ。
だから、これから自分と一緒にいてほしい。
自分の一世一代の告白を、
「それ、現実だよ」
君は困ったような、けれど優しい笑顔で受け止めた。
【あの夢のつづきを】
1/11/2025, 10:27:14 AM
お前の顔も、
手も、
体も、
血も、
全部、あったかい。
【あたたかいね】
1/9/2025, 10:44:34 AM
君の瞳からこぼれ落ちた、星のかけら。
はらはら、からからとこぼれる小さな星たちが、
星に飾られた儚げな顔の君が、
どうしようもなく美しくて。
震えながら閉じる瞼に、思わず口づけた。
【星のかけら】