12/21/2024, 12:38:10 PM
大空を舞うその翼。
ふと、もう戻ってこないのではないかと不安になるときがある。
掴んだら、戻ってきてくれるだろうか。
【大空】
______
痛いと言ってはたかれるかも知れませんね。
12/20/2024, 9:38:52 AM
「寂しい」を口実に、分かれ道を越えてうざ絡みするようになった。
アイツは迷惑そうだった。
そりゃそうだ。「寂しい」を無駄遣いして興味もない話を延々と続けられるんだから。
自分でもどうしてそんなことをしたのか分からない。もしかしたらその時から「寂しい」はあったのかもしれない。
でも、自分が本当に「寂しい」と思っていたことに気づいたのは、もっと後のことだった。
今まで使ってきた、嘘っぱちの「寂しい」。
それが今日を境に全部本音に変わったなんて、アイツは信じてくれるだろうか。
【寂しさ】
12/16/2024, 11:32:49 AM
咳をしても一人
寂しいので、あなたを呼びました。
【風邪】
12/15/2024, 12:15:07 PM
雪よ、この街を早く白銀に染め上げてくれ。
アイツの黒髪が、よく映えるように。
【雪を待つ】
12/9/2024, 1:57:58 PM
素直に「手を繋ぎたい」とは言えなくて。
さりげなく「手出して」と言い、見事に引っ掛かって差し出されたその手を握った。
繋いだ瞬間その手は強ばり、振り払われる不安に駆られたが、ゆるく握り返してくれた。
それが嬉しくて。
その日は分かれ道まで、手を繋いで歩いた。
【手を繋いで】