12/9/2024, 1:57:58 PM
素直に「手を繋ぎたい」とは言えなくて。
さりげなく「手出して」と言い、見事に引っ掛かって差し出されたその手を握った。
繋いだ瞬間その手は強ばり、振り払われる不安に駆られたが、ゆるく握り返してくれた。
それが嬉しくて。
その日は分かれ道まで、手を繋いで歩いた。
【手を繋いで】
12/8/2024, 2:52:14 PM
お前を諦めるために、この言葉を贈ろう。
存在してくれてありがとう。
好きになってごめんね。
【ありがとう、ごめんね】
12/8/2024, 12:21:17 AM
数少ない、自分の声を好いてくれる人のために。
私は今日も、部屋の片隅で録る。
【部屋の片隅で】
12/5/2024, 11:18:01 PM
君が死ぬ夢を見てから、うまく眠れなくなった。
夢と現の境目が曖昧になって、「君を失う」ことが現実になるのが怖かった。
【眠れないほど】
12/4/2024, 1:32:00 PM
なにもない、白い空間。
隣には、自分が片想いしている人。
夢にまでみた状況が、現実に。
顔を、上げてみれば、「○○しないと出られない部屋」という言葉…
などあるはずがなく。
ただ本当に、なにもない、二人だけの空間だった。
まあ、出られなくても、ずっと好きな人といられるから、これはこれでいいか…
という、夢を見た。
【夢と現実】