10/1/2024, 2:24:07 PM
たそがれているその横顔が、どうにも自分には神聖なもののように見えて。
つい手を伸ばしてしまった。
あ、と思った時にはもう遅くて。
ぴくりと反応した君はたそがれるのをやめて、嬉しそうに自分の手を頬に寄せた。
この手で神聖な器を壊してしまったけれど、あふれた中身はこの上なくかわいい、とは。
本当に、この存在への愛しさは募るばかりだ。
【たそがれ】
9/30/2024, 10:41:57 AM
きっと明日も、二人ぼっち。
でも、それでいい。
明日も明後日もその後も、
ずっと二人ぼっちでいたい。
「お前は望んでないだろうけどな」
ごめんな、
呟いて、骨壺を抱き締めた。
【きっと明日も】
─────
心は独りぼっち。
9/29/2024, 1:44:48 PM
静寂に包まれた部屋に、出る者のないスマホへの無機質な発信音が響く。
もう二度と声を聞くことなんてできないのに、こんな風に寂しさを助長させて、自分は一体何をしたいのだろうか。
あまりに惨めに思えて泣けてきた。
【静寂に包まれた部屋】
9/28/2024, 12:31:16 PM
いつもは仏頂面だったり、ツンとした顔ばっかりなのに、
別れ際にだけ、心底愛おしいとでも言いたげな顔をしながら頭とか頬を撫でるの、ホントに反則だと思う。
そんなだから、離れられなくなる。
【別れ際に】
9/28/2024, 7:20:53 AM
この通り雨を口実にして、
あなたと同じ傘に入りたい。
【通り雨】