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5/21/2024, 11:05:37 AM

透明。
あらゆる他の色を遮らず、存在しているのかしていないのかすら分からない色。
そもそも透明は色なのだろうか。
透明とはなんなのだろうか。
見える透明と見えない透明があるのはなぜだろうか。
宇宙ができる前の世界は、透明だったのだろうか。
透明という概念はいつからあるのだろうか。





答えの出ないことを考えるのはやめよう。
あなたが流す透明の涙が何よりも綺麗だから、なんだっていいじゃないか。




【透明】

5/17/2024, 12:26:54 PM

真夜中になると、無性に会いたくなる人がいる。
夕方、帰り道で別れたばかりのアイツ。
なんでかは知らない。会いたいから会いたい。それだけ。

けど、突然会いに行っても、どうせ迷惑がられて追い返されるだけだから。


朝が来ればまた会えると言い聞かせて、今日も独り寂しく眠りについた。






【真夜中】

5/15/2024, 2:19:57 PM

後悔なんて、何度しただろう。

あの時、そばに自分がいれば。
あの時、自分がかばってれば。
あの時、飛び出さなければ。

自分が、こんなに突っ走る性格じゃなければ。


自分の行動のせいで、アイツは何度も傷ついた。
その度に、これ以上ないくらい後悔して、自分を責め続けた。



けど、アイツがちゃんと生きているという事実だけで、その後悔も半減するから、不思議なもんだ。




【後悔】

5/14/2024, 12:28:39 PM

そよ風。
通りすぎてくそれを感じながら目をつぶる。


ゆらゆら。

さらさら。


体が崩れて、同化して、流れていって…




あっ。ごめん。気づかなかった。
今ね、風になってたの。





【風に身をまかせ】

5/11/2024, 12:23:38 PM

好きな人に対して、心臓が跳ねる時。

あれは、心臓が「好きだ」って叫んでるんだと思うんだ。


ってことで、オレの心臓の音、聞いてみ?
結構早いっしょ。
今ね、めっちゃ叫んでる。オレの心臓。
そんだけお前のこと好きってこと。


「…それが君の告白?」
「……うん」
「独特な感性だね。しかも君、いきなりこういうことするんだ」
「…ごめん、それは、文脈的に、」
「そういうの、嫌いじゃない」
「!!じゃあ付き合っ」
「それは考えさせて」
「…」




【愛を叫ぶ。】

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