3/12/2024, 11:34:14 AM
長いこと一緒にいたから、君のことは何でも知ってると思ってた。
でも、知り合って大して時間の経ってない人に、私の知らない君を知られてた。
悔しかったよ、正直。
だって、一番君の近くにいたのは私だから。君のことを一番好きなのは私だから。知らないところなんて、ないと思ってたんだ。
…だから、もっと知りたい。君のこと。君の全部を知りたい。
そしたら多分、君のこともっと好きになる。
【もっと知りたい】
3/7/2024, 10:24:52 PM
満月を見上げる。
あそこに住んでいる兎たちは、今日もかの高貴なお方の為に、薬を搗き続けているのか。
【月夜】
3/4/2024, 12:35:20 PM
大好きなのに、だいすきと言わせてくれなかったこの壁。
それを壊すように、大好きな君は僕に歩み寄ってくれた。
あの時、先に言われた「大好き」。
今でも、先を取られる「大好き」。
いつか、先に言わせてほしいな。
【大好きな君に】
3/2/2024, 5:30:26 AM
今日もこの全身が、君の存在を求めている。
【欲望】
2/25/2024, 10:57:18 AM
あるところに、先輩と後輩がいました。
先輩は空を見て言いました。
「物憂げな空だ」
「…そうですか?」
物事の意味をきちんと知りたい後輩は、すかさず検索をかけます。
「…『物憂げ』とは、大まかに『なんとなく憂鬱な、なんとなく塞ぐような』という意味です。そこから連想される天気は雨や曇りだと思いますが」
「うん、そうだね」
「今は、晴れですが」
「そうだね、雲ひとつない。でも」
空を見つめながら、独特の感性を持っている先輩は笑って言います。
「自分にとっては雲がないほうが憂鬱なんだよ」
「…そうですか。しかし雲は所詮水滴や氷の集まりです」
「その水や氷の集まりがいろんな形をするのが面白いんじゃないか」
「…やっぱり先輩の考え方は分かりません」
そう言いつつ、先輩の考え方にほんの少し心を動かされる後輩なのでした。
【物憂げ】