「サンマの頭、食べないのか?」
「うん」
「なんで?」
「なんでって……気持ち悪いから」
「お前なぁ、命を頂くってそういうことだろ」
「意味わかんない」
「魚を食べるっていうのは、命を食べることなんだよ」
「なにそれ? こんなところで説教?」
「説教じゃねぇよ。当然のことだろ。食育とかなかったのかよ」
「うっざ」
「は?」
「なんでここでそういうこというかな? ていうか、ご飯おいしくなくなるんですけど?」
「それはお前がサンマの頭を――って、内蔵も残してるじゃねぇかおい!」
「うるさい。いちいち大きい声出さないで」
「ほんと、育ちが悪いなお前は」
「は? なんでそんなこと言われなきゃならないわけ?」
「それはサンマの食いかたが汚いからだろ!」
「じゃーもういいです。これ、あげる。頭も内蔵も残さず食べればいいじゃない。はい。これ」
「……」
「……」
「ぷっ、あっはははは」
「うるせぇな……なんだよ?」
「だって食べ方! サンマとキスしてるみたいだったよ! 頭を正面からこう食べてて……ほんと、ウケる」
「おまえ、最低だな」
「は? なにいってんの? 最低なのはおまえだろ? さっきからワケわかんないこと押し付けてきて」
「……ごちそうさん」
「え? なに? 怒ってる? てゆーか、残してんじゃん」
「サンマの頭、苦くてほんとは嫌いなんだよ」
宇宙がスカート履いてた
ミニじゃなくて、ロングのやつ
誰もがみんな気にはなったけど
そういう時代じゃないからね
だから人類が初めて宇宙を赤面させたとき
わかるかもね
絹か木綿かってことが
スピーカーのないノートパソコン
YouTubeをつけて、音量を最大に
音は聞こえない
それでも音が存在しないわけじゃない
わたしはそこに"魂"を見る
ノートパソコンに花束を
うちの猫、ご飯の時間になるとなりふり構わずダーッて走ってきて行儀悪いなぁ…って思っていたんだけどご飯の時間に古典クラシック流すようにしたら猫もそれに習って走らず優雅に歩いてくるようになったよ(´・ω・`)✨
僕の彼女には自殺願望がある。
死にたい、と外でも突然言うことがある。
映画館、コンビニのなか、バスの車内。
「さびしい。くるしい。しにたい」
ねぇ、と彼女が言ってきた。
わたしが死にたくなったらキスをして
いいよ
彼女が「死にたい」というたび僕はキスをする。
街路樹の側、駅のホーム、小学校の前。
通りすぎる人たち。立ち止まっている人たち。
みんなが僕たちのことをじっと見つめてくる。
「あー、キスしてるー!」
「わぁー、いいなぁ」
下校中の、小学生たちの声。
へへ、うらやましいだろ