君と最後に会った日
彼女に最後に会ったのは11年前になる。その10日後に喧嘩別れをした。メール1通で関係が終わった。原因は全て私にある。
3年前、勇気を出して彼女に謝罪の連絡をした。幸運なことに彼女と仲直りすることができた。それからはこまめに連絡をした。私は幸せだった。
先日、4年前に結婚していたことを告白された。同時に夫婦関係が上手くいっていないことを打ち明けられた。私は動揺した。
もっと早く勇気を出して行動すべきだったと、これほど後悔したことはない。
繊細な花
小学校の夏休みの課題で植物を育てたことは誰もが経験あるはずだ。
私はとても楽しみながら育てていた。美しく可憐な花が咲き、家の中が華やいだ。
小学校4年生に上がる頃には学校の課題だけでなく自分で種を買って育てるようになっていた。
中学校に上がった時には、新しく部活を始めたため、植物を育てるということを趣味にしなくなった。
私が植物を育てることが好きだったことを今まで忘れていた。
なぜこんなに尊い趣味を忘れていたのだろう。
今度時間の都合をつけて、植物の本と栽培セットを買いに行こう。
1年後
私には夢がある。そのために行動している。
日々の歩みは遅いが着実に成長している実感はある。
努力することが辛く挫けそうなとき、1年後の自分を想像してみる。
真面目な人はついつい暗い未来を想像しがちだ。だが、ここはあえて希望に満ち溢れた未来を想像するようにする。
この思考を常態化することで、ポジティブに何事にも挑戦しようと思う気概が出てくる。
どのような状況になっても思考をポジティブな状態に留めておくのは、とても大切なことだ。
子供の頃は
瞼を閉じ、少年時代を追想する。祖父母の家で従兄弟達と遊んでいた夏の日々が思い浮かぶ。
近くの公園でかけっこをしたり、虫を捕まえては見せ合った。
学校では引っ込み思案でなかなか友達が作れなかったが、従兄弟達の前では素の自分を出すことが出来た。
そんな温かな思い出の場所は今はもうない。震災による津波で流されたからだ。
お盆とお彼岸には墓参りを兼ねて祖父母の家のあった場所まで毎回行っているが、私の記憶していた光景と全く違う光景に寂しさが募る。
だが、私が生きている限り私が経験した温かな思い出は消えることはない。瞼を閉じると今もそこには懐かしい光景が現れる。
日常
私の日常の中で特筆すべき点といえば読書になるだろうか。最低でも2時間は読書に費やすようにしている。
日常で辛い出来事に遭遇すると私はいつも本に救われた。
本は孤独と向き合う作業でもある。本を今のように読む前は部屋の中に音楽やテレビがないと寂しくて仕方がなかった。
読書が習慣づいてからは、そのような寂しさはなくなった。
読書をするようになって私が変わったと感じるのは、自己肯定感が高まったことだろう。
自分にはまだ早いと感じる難しい本もまずは全部読み通してみる。
分からなくても読み通すことで、達成感が必ず得られる。
いろんな本を経てまた難しい本に再チャレンジすると、以前の自分よりも深い理解をしている自分に気づく。それがとても楽しい。
生きていて寂しさを感じる人や自己肯定感が低いと思う人は読書を習慣化してほしい。
きっと今までの自分とは違う自分に出会えるはずだ。
まずは自分の好きな映画や漫画のノベライズ版を読んでみるのがおすすめだ。