NoName

Open App
9/23/2025, 2:18:23 PM

僕と一緒に……




父が認知症と診断されて十年になる。



これは父が心臓にペースメーカーを入れた入院中のこと。

今から七年程前の話だ。


その頃から父は、家族のことが分からなくなり

自分を27歳と思っていた。



母は毎日病院に行き、献身的に付き添っていた。

父は、時々スイッチが入ったように暴れて

看護師さん達に迷惑をかけていたから

母と私と妹の誰か一人はそばにいて見守る必要があった。


その日は母と妹が病室にいた。

母がトイレに行き、その場を離れたとき

父は妹に言った。

父「今ここに居た女の人はとても親切にしてくれます。」

……でしょうね。と思ったが適当に相槌を打った。

父「二人子持ちだけど」

……目の前に娘いますけど。と思ったが

そうなんですか… と知らないフリをした。

父「結婚しようと思います。」

妹は吹き出しそうになりながら答えた。

「それはそれは おめでとうございます。」


トイレから帰ってきた母は

途中からその話を聞いていた。



父に二度も結婚を申し込まれたことを

今でも母は自慢げに話す。


なんかちょっと私はモヤモヤします。

9/22/2025, 11:10:23 PM

cloudy…


この単語を覚えたのは中学生の頃で

英語の授業だったか…



英語授業の始まるとき

今日は何月何日か

何曜日か

天気は何か

これを全員で言うのだった。



授業の内容はほとんど覚えていない。

ただ、はっきり覚えているのは

英語の担当教師が

テレビとラジオの採用面接に行って

両方とも落ちたという自己紹介。

落ちた原因を、自分の容姿のせいだと言っていた。



え、そうなのか!

人並みにきちんとした先生は

おそらく自分の容姿にコンプレックスを持っている。

そのことが衝撃的だった。

また、容姿で落とすという選定基準が存在する

そのことが衝撃をさらに増幅させた。



あの先生は

今頃どうしているだろう…

英語の話せるおばあちゃんって

ちょっと かっこいい…

9/21/2025, 11:07:21 PM

虹の架け橋🌈



虹が出たある日

私は虹の始まる場所に行ってみた。

遠くから場所は特定できた。

ウキウキしながら車を走らせた。



行く途中で虹は消えてしまったけど

その場所には到着できた。



さて、その場所に着いて

私が見たのは…




機会があったらあなたも行ってみてください。


着けばわかることがありますょ……






主なき車椅子洗う肘掛けに水が弾けて一瞬の虹



9/20/2025, 11:16:47 AM

既読がつかないメッセージ…



LINEには魔法のボタンがある。

「すべて既読にする」

すべて既読になる。


私は定期的にすべて既読にしている。

私のLINEのトモダチは、ほとんどが業者である。

無料スタンプ目当てでトモダチ登録したものだ。



本物の友達は数人、家族が三人。

皆、私がメッセージを読まないことを知っていて

本当に用事があるときは電話をかけてくれる。



そんなあるとき、同窓生のLINEグループに招待され

グループに入った。

私は相変わらず放置していたのだが、

ふと気づくと、そのLINEグループのメッセージ数が

とんでもないことになっていた。

恐る恐るページを開くと

担任のF先生が亡くなった話題だった。

しかも一ヶ月以上前のメッセージで。


あわわ……


F先生亡くなったのか……



私は黙り込んだままページを閉じた。


そして……

おもむろにツムツムを始める。

私の心はゲームに逃げる。

無言のままツムツムは失敗チェーンばかり。


そんなこんなで

今日も生きている。


ハートをみんなに配りながら……

9/8/2025, 4:48:26 AM

雨と君……



つかまえた君の左手 雷鳴の轟く夜の雨のどさくさ


短歌です(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠♡

Next