NoName

Open App
7/3/2024, 9:33:02 PM

この道の先に…



子供には通学路というのがある。

そういうのをほぼ守らない子供だった。



ある日の帰り道

随分遠回りして、初めて通る道だった。

ボールのぶつかる音がして、そちらを見ると

同級生のT君が、テニスの壁打ちをしていた。

彼とは一度も話したことがなかった。

声をかけるでもなく遠くに見ながら通り過ぎた。



少ししてT君は転校した。

その後、テニスの大会に出て、準優勝したと

クラスメイトが騒いでいた。



人知れず練習していたT君の姿は、とても良いと思った。

しかし、私はそれを誰にも言わなかった。

人知れずする努力は、誰にも知られてはいけないのだ。



結局、T君とは一度も会話しなかった。

今、どこかで偶然会ったとしても、きっとわからない。

けれど、あの日に偶然見た努力は、一生忘れないだろう。



7/2/2024, 9:11:23 PM

日差し…



私が子供の頃、

我が母校では夏休み明けに

「黒んぼ大会」というのがあり、

ステージの上で日焼けを称賛された。


私も頑張って日焼けした。



二十代の頃、化粧品のカウンセリングの人に

「子供の頃、やけどしましたか?」と聞かれた。

あちゃ〜と思った。



今は子供でも日焼け対策をする。

日焼け対策、だいじです。

7/1/2024, 11:54:47 PM

窓越しに見えるのは…



少し前、介護施設では窓越し面会が主流だった。

コロナ禍が過ぎてもウイルスは進化を続けるのだろう。

新札に柴三郎さんが載るのは明日からか。




新札といえば、二千円札はどこへ行ったのだろう。

出た当初、銀行で交換してもらった記憶がある。

二千円札、不評は知っているが…個人的には好きだ。

6/30/2024, 10:33:35 PM

赤い糸…



魂の伴侶へ繋がる赤い糸 あなたへの糸は何色 リリー

                  リリー(猫)へ

6/29/2024, 5:12:26 PM

入道雲…



私が小学生の頃、夏休みに

ひとり一研究という課題が出ていた。


ある年の夏、私は雲の研究をした。


研究というほど大層なものではない。

窓から見える雲を毎日スケッチし、コメントをつけた。

猫の頭の形だとか、だんごみたいだとか。


延々と毎日雲を描いた。



入道雲とは積乱雲で、この雲の下では天候が急に変わる。

そんなこと研究するでもなく、休み明けにスケッチブックを

提出したような、しなかったような…



今の小学生は一研究は任意らしい。

地域にもよるのかな?

息子の一研究は、ほぼ父ちゃんがやっていた。

父ちゃんの一研究は婆ちゃんがしたとかで。

なんだか夏休みは大人も忙しい。

Next