「雫」
君の瞳から溢れるその雫を、僕が受け止めてあげられるなら、どんなにか幸せだっただろう。
君の辛さを、悩みを、僕が少しでも背負えたら、どんなにか幸せだっただろう。
君の泣き顔を、笑顔に変えられたら、どんなにか幸せだっただろう。
でも、君の悩みの原因はアイツなのに、君を笑顔に出来るのもアイツしか居なくて。
だから、君の悩みの原因の、アイツを消してあげるよ。
そうすれば、君はそもそも悩まなくて済むし、泣き顔にもならないだろう?
君を笑顔にする事は出来なくても、泣かさないようにはきっと出来ると思うんだ。
だから、君の悩みの原因を僕が消したら、少しは僕の事を見てくれるかな?
「何もいらない」
あまりにもありがち過ぎて恥ずかしいけど、貴方が居れば何もいらない。
本当に、心の底からそう思える幸せに、溺れる。
「もしも未来を見れるなら」
もしも未来を見れるなら、私は何を見るのだろう?
思い通りの幸せな未来?
想定外の事が起きた、どうにも出来ない未来?
どちらにしろ、もし見れるとしても私はきっと見ないと思う。
幸せな未来は自分で掴み取る。
不幸な未来でも、きっと一生懸命頑張った結果だろうし、自分の力でどうにも出来ない事だったらそもそも防げない。
だから、未来は見ない。
不確定だからこそ、望みがあるからこそ、人は頑張れる。
だから、今日も私は、いつか来るその日の為に、頑張って生きて行く。
「無色の世界」
貴方を失っただけで、この世界は色を失った。
昨日までは、あんなに明るくて、鮮やかだったこの世界が、暗く、色も光も失った。
どうやって生きていけばいい?
貴方を失って、どうやって生きていけばいい?
何をどうすれば良いかもわからないまま。
どこへ向かえばいいかもわからないまま。
ただ私はこの絶望の海を泳ぎ続ける。
「桜散る」
今年は娘の受験です。
どうか、桜が散らずに咲きますように……