「記憶のランタン」
ランタンの様に、記憶もオンオフ出来ればいいのに……
消してしまう事が出来ればいいのに……
「冬へ」
季節は冬へ向かっている。
心も何だか淋しくて、冬っぽくなってる。
でも、そんな私の心に温かい火を灯してくれるのは。
我が家の可愛いにゃんズ達。
我儘でツンデレだけど、そこが又可愛い妹猫。
ひたすら甘えん坊な、巨大児の兄猫。
どっちも違う可愛さで堪らない。
冬へ向けて、寒くなるといつもより余計にすり寄ってくるから、こちらとしては本望で、余計に可愛い。
今までは冬は雪が降って大変だから嫌だったけど、今年の冬はこの子達のおかげで楽しくなりそうだし、冬へ向けての準備も少し楽しい。
我が家に来てくれて、本当に有難う。
大好きだよ🥰
「君を照らす月」
アイツはいつも明るくて、皆のリーダー的役割で。
どんな困った局面でも、アイツが居ると何か大丈夫だと思える位、皆に信頼されて頼られてる。
そんなアイツの横にいる君も輝いていて、二人とも太陽の様で。
僕は、地味で目立たなくて、縁の下の力持ちになれる程のどっしりとした感じもなく。
ただ皆が困らない様に動く位しか出来ない。
でも、君が困ったら僕に出来る事があればしたいと思う。
直接は力になれなくても、僕の出来る事が回り回って君の助けになればそれでいいと思う。
太陽の様に君を毎日照らす事は出来ないけど、ひっそりと、暗闇にならない様に、月明かりの様に君を照らしたい。
それが、僕のほんのささやかな願い。
「木漏れ日の跡」
木漏れ日に照らされた君の寝顔が見える。
時々眩しいのか、君は小さな声で唸って、でも起きる事はなく、子供の様に眠り続けてる。
そんな君を、僕はただひたすらじっと見つめる。
可愛くて、愛おしくて。
このまま、木漏れ日の跡ごと君の寝顔を永遠にとっておきたい。
眩しい光と、眩しい君の姿と。
全てを僕の心に焼き付けて居たい。
君の全てが、君を取り巻く全てが、今はただひたすら愛おしい。
「ささやかな約束」
貴方と私が交わしたたった一つのささやかな約束さえ、貴方は守れなかった。
私は、他には何も望まなかった。
隠し事をしてもいい。でも、嘘だけはつかないで。
たった一つ、私が貴方に願った事なのに。
浮気も、借金も、怠惰も。
貴方が正直でさえあれば全て許してきたのに。
でも、貴方はたった一つのさかやかな約束すら守れず、嘘を重ねた。
気づかないと思った?
誤魔化せると思った?
許されると思った?
約束を破る時は、覚悟が必要なんだよ?
許されるとか、多分大丈夫だろうとか。
約束って、ささやかだろうが重大事だろうが、大事な事なんだよ?
その大事な約束を反故にするんたから、当然ペナルティがあると思わなきゃだよね?
だから、今貴方がこうなったのも、全て貴方が招いた事。
私のせいじゃないよ?
貴方が、この破滅へのレールを敷いたの。
私は貴方の行動によってそのレールを走らされただけ。
だから、私は悪くない。
貴方の亡骸を目の前に、私はひたすら自分にそう言い聞かせ続ける。